10/08/20 「元気の出る日本再生」「二番底を防ぐ緊急処方箋」を内閣総理大臣へ提言!◆会見映像

「元気の出る日本再生」「二番底を防ぐ緊急処方箋」を内閣総理大臣へ提言!

新党日本の田中康夫代表は20日(金)、衆議院で与党統一会派を組む国民新党の下地幹郎幹事長らと共に首相官邸で仙谷由人官房長官と会談し、平成22年度追加経済対策と平成23年度概算要求に関する菅直人内閣総理大臣宛の2つの提言を手渡しました。
「元気の出る日本再生」要請書の文章は、田中代表が自ら手掛けています。

要請書では、ベーシック・インカムの導入や「無利子・非課税国債」の発行、「休眠口座」預貯金の活用にも言及しています。
なお、今回の提言に関して、
田中康夫オフィシャルブログ「PeroGuri Yassy!」
http://blog.livedoor.jp/dream_yassy/
で、詳述する予定です。

国民新党本部に於ける会見も、こちらで御覧になれます。

要請書

国民新党・新党日本 平成23年度概算要求

元気の出る日本再生

平成22年8月20日

内閣総理大臣
菅 直人様

国民新党
代表   亀井 静香

新党日本
代表   田中 康夫

今年度第1四半期(4月~6月)のGDP=国内総生産は、前四半期比で実質0.1%と辛うじてプラス成長を維持したものの、GDPの半分以上を占める個人消費はプラス0.03%に留まりました。景気回復の減速は明白です。更には今秋以降、「円高」「株安」に起因する経済情勢の一層の悪化も懸念されます。
明日の生活に不安を抱く国民の為にも、予算予備費や決算余剰金の活用に加えて、即効性と持続性を併せ持った斬新且つ大胆な追加経済対策を実行可能とする大規模な補正予算案の編成が肝要です。
「政権交代」後、実質的には最初に当たる今回の「概算要求」も、単なる目先の数値調整的な対応に留まらぬ、射程の長い洞察力に基づいた方向性を打ち出すべきです。
即ち、全国津々浦々の地域に根差し、向上心に溢れる日本の一億総中流社会を共創する為にも、「社会的公正」と「経済的自由」を同時に達成し、混迷する日本に躍動感=ダイナミズムを取り戻す中で、国民の哀しみや不安を取り除き、誇りと希望を抱いて切磋琢磨し得る社会を目指す政治でなくてはなりません。
加えて、人類の歴史上、未だ経験した事のない世界最速の人口減少社会、富士山型から逆ピラミッド型の超少子・超高齢社会へと突入した日本は、ピーク時の1995年に8700万人だった生産年齢人口(15歳~64歳)が既に8100万人へと減少しており、20年後には6700万人、40年後の2050年には4900万人へと激減します。
過去の「成功体験」が全く通用しない、又、現在の「常識」がひっくり返る程の状況の変化が到来する中で、真っ当な日本を再興する哲学と覚悟を抱いて、勇猛果敢にリーダーシップを発揮する「成果民主主義」の実現が求められています。
その為には、年金に留まらず、医療保険、介護保険、更には失業保険や生活保護等の社会保障制度を、「ベーシック・インカム=基本所得」の導入も視野に、抜本的に再構築すべきです。それを可能とする為にも、消費税の付加価値税化とインヴォイスの導入、法人税の外形標準化、納税者番号制と給与所得者の確定申告導入を含めた、フェア・オープン・シンプル=公正・透明・簡素な税制の確立も急務です。
私どもの亀井静香に加えて、讀賣新聞社主筆の渡邉恒雄氏も提唱する無利子・非課税国債の発行に加えて、一定期間以上に亘って入出金の無い金融機関の「休眠口座」の預貯金を、社会政策を実施する元手とする具体的議論も始めるべきです。

平成23年度概算要求への提案書「元気の出る日本再生」(PDF)
>>>概算要求への提案書
平成22年度追加経済対策「二番底を防ぐ緊急処方箋」(PDF)
>>>追加経済対策

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PJニュース
http://www.pjnews.net/news/490/20100821_2

時事通信
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010082000690
概算要求で提言=国民新
国民新党と新党日本は20日、2011年度予算の概算要求に関する提言を発表した。提言は、政府が概算要求基準で示した約71兆円の歳出枠を維持しつつ、景気回復のための予算を十分に確保するよう求めている。
財源としては、無利子非課税国債の発行や、金融機関の休眠口座の預貯金活用を検討することを要望。子ども手当への所得制限の導入や、農業を営む公務員世帯を農家戸別所得補償の対象から除外することを求めている。(2010/08/20-17:54)

時事通信
http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2010082000375
共同通信配信・Sankei Biz
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/100820/mca1008201516019-n1.htm
ブルームバーグ
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920019&sid=aZKdyrqjzrqA