12/01/26 ドジョウは亀ちゃんの至言にも馬耳東風◆日刊ゲンダイ

「私は今日、多々申し上げません。暴風雨の中をTPPや消費税の風を吹かして、帆を上げて、安全航海をする事が、皆さん、出来ると本当にお思いですか?」
1月16日に開催された民主党定期大会に於ける畏兄・亀井静香国民新党代表の挨拶です。
僅(わず)か4分余りの発言の冒頭で彼は、以下の指摘もしました。
「私は嘗(かつ)て、極左事件の総括の責任者をやっておりました。成田事件、あさま山荘事件、相次ぐ爆弾事件、テルアビブ空港事件等々の血生臭い現場を歩き回っておった訳ですが、いい若い者が、本当に私は当時もそう思いました。何故、こういう人達がと。もう理論に溺れて、理論に気触(かぶ)れて、現実を無視して突っ走っていったんです」。
「本当に皆さんの党に比べると、ちっぽけな、ちっぽけな政党です。しかし、皆さん、市場原理、市場主義に流れていく、良き日本が失われている日本を皆さん方と一緒になって、どうしてもこの日本を変えていくという事で共に闘った仲間である事は、皆さん、しかと御記憶の程、御願いを致したい」。
そして最後に述べました。「今、地球は文明の反逆を受けつつあります。政治、経済、社会、科学技術、あらゆる分野に及んできておる、この世界を一体、誰が救うんですか? オバマ大統領が救えるんですか? 胡錦濤がやれるんですか? 野田総理、貴方がおやりになる以外、ないでしょう。民主党の皆さん方が、おやりにならなければならいないんでしょ。人類の歴史が皆さん方をしっかりと見ておる事を是非、銘記を頂きたいと思います。以上」と。
が、増税至上主義の財務省に思想洗脳被曝した宰相NÖDÁは、「泥鰌(どじょう)」に耳が付いていないのを是(これ)幸いと、畏兄“亀ちゃん”の至言にも馬耳東風。昨24日の施政方針演説でも、机上の空理空論を開陳しました。
与党統一会派を組む国民新党よりも更にちっぽけな、ちっぽけな新党日本として僕も、明後日27日(金)夕刻5時半から本会議で代表質問に登壇します。国民の多くが疑問や不安を抱く「大増税・TPP・放射能」を念頭に、「フェア(公正)なタックス・トレード・エナジー(税制・通商・資源=TTE)」の確立を、と駄目元でも諫言(かんげん)する所存。TV・ラジオ・ネットで生中継を御覧頂けます。