12/02/16 やるべし「休眠口座」のフル活用◆日刊ゲンダイ

「休眠口座」に関し、その活用を僕が提言したのは2010年10月7日、衆議院本会議の代表質問です。昨年11月1日の代表質問に至るまで、予算委員会も含め計5回、イギリスに倣(なら)って、社会的共通資本としての「休眠口座」の活用を、と求めてきました。
本日付「朝日新聞」は以下の記事を掲載。「政府は、銀行などで10年以上お金の出し入れがない『休眠口座』の預金を、東日本大震災の被災地企業の支援策等に使う検討に入った。休眠預金は毎年800億~900億円発生しており、その一部を有効活用するのが狙い。だが、銀行業界は『もともとは顧客のお金。国が使うのは可笑(おか)しい』と反発している」と。
「可笑(おか)しい」のは、都合15年間に亘(わた)って法人税を1円も納めていない3メガバンクが牛耳る銀行業界の「見識」です。
「最後にお金を出し入れした日や、定期預金の最後の満期日から10年以上放置された預金の内、預金者と連絡が取れないもの等を『休眠口座』に分類」。「睡眠預金については利益金として計上する事として差し支えない」と規定しているのは法律でなく、一般社団法人に過ぎぬ全国銀行協会の内規なのです。
更に、その「内規」に右へ倣えで、全国津々浦々の全金融機関は「休眠口座」の利益算入=不労所得化を正当化しています。金融庁監督局が把握する限りでも、3メガバンクで年間300億円。その他銀行に信金・信組・労金を加えて900億円弱。農協やゆうちょ銀行を加えれば1000億円に達する模様です。
「休眠口座の預貯金を金融機関から国家へと寄付する法改正を行い、それを元手にNPO支援を初めとする新しい社会施策を展開するビッグ・ソサエティ・バンク構想をデーヴィッド・キャメロン首相が打ち出した」イギリスに倣って日本も、と提唱してきた所以。
日本財団会長の笹川陽平氏も「『休眠預金』を社会的に活用せよ」と題し、6日付「産経新聞」の「正論」で、「休眠口座は独身時代や結婚前に設けられた1万円以下の小口口座が多くを占めるが、その一方で大口の仮名預金口座も多数、存在する。嘗(かつ)て動物名を冠した郵便貯金の仮名口座が新聞報道を賑わした」と世論喚起しています。
増税“空理空論”を空回りさせる前に、「一政権一仕事」の記念碑として宰相NÖDÁも即断即決されては如何かしら。

★第180回国会 衆議院予算委員会「安全保障問題集中審議」で、休眠貯金について述べました 12/02/17

★「休眠口座」に関して田中代表が国会で質疑したのは以下の通りです。
第179回国会 2011/11/01     本会議代表質問
第178回国会 2011/09/26    予算委
第177回国会 2011/04/29    予算委
〃             2011/01/  27  本会議代表質問
第176回国会 2010/10/07   本会議代表質問
何れもhttp://www.nippon-dream.com/?cat=15で映像と議事録を御覧頂けます。

★日本財団の笹川陽平会長も言及しています。
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/120206/fnc12020603070000-n1.htm
「休眠預金」を社会的に活用せよ

★「ブロゴス」での議論
http://blogos.com/discussion/2012-02-10/dormant_account/
休眠口座をどう活用すべき?