2007年1月〜12月 >>タイトルをクリックすると記事がご覧いただけます。
2007.12.27
FY首相は読めない「漂流国家の漂流予算」
2007.12.20
この貧しき集団営農の発想よ
2007.12.13
冤罪にあらず、これは「でっち上げ」
2007.12.03
ねじれこそ民主主義のバネ
2007.12.06
口先♂の脳髄にこそ治療薬を
2007.11.29
ねずみ男は口先男でもあった
2007.11.22
「ねじれ」「大連立」は民主主義のOSだ
2007.11.08
「小沢代表をヒールに仕立て 既得権益を死守する面々よ」
2007.11.05
「ホントの政権担当能力」
2007.11.01
「NHK経営委員長の頭脳をX線にかけよ」
2007.10.25
「実はここにも」天下り先が誕生している総務省
2007.10.18
結局、ハコモノ行政か 福田政権の「美しい星50」
2007.10.11
海を愛する慎ちゃんの無謀な築地市場移転計画
2007.10.08
福田がけっぷち内閣
2007.10.04
バブル期から20年を経ても アッシー&ミツグ君たちよ
2007.10.01
福田康夫首相の所信表明を聞き
2007.09.27
「日本への謝意」にJAPANの文字はない
2007.09.25
「福田内閣人事の報に際し」
「福田康夫氏首班指名に際し」
2007.09.23
「自由民主党総裁選の報に際し」
2007.09.20
「見苦しい国」を全世界に発信し続ける宦官たちよ
2007.09.13
文書回答を嫌う公務員の哀しき体質に切り込め
2007.09.12
安倍首相辞意表明会見に際し
2007.09.10
オンリーワンの国際支援
2007.09.06
身体ならぬ「進退検査」を拒み続けるわが宰相
2007.08.30
ボクちゃんたちの”夏休みお墓参り内閣”
早い話が、「テロ特措法」は集団的自衛権の行使であります。読んで字の如し、「平成十三年九月十一日のアメリカ合衆国において発生したテロリストによる攻撃等に対応して行われる特別措置法」なのですから。 優柔不断な宰相・安倍晋三君は、兄貴分の小泉純一郎君に激怒すべきです。憲法解釈で集団的自衛権の行使を可能とすべく、「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」なる御用委員会を首相就任後に設置した自分が“お馬鹿ちゃん”に見えちゃう超法規的措置を、稀代の香具師・純ちゃんはテロ特措法で実施済みだったのですから。 件の法律には、公海及び上空のみならず、外国の領域でも「対応措置」という名の協力支援活動を「適切かつ迅速に実施する」、と明記されています。詰まりは、アフガニスタンの陸上に於いても活動可能なのです。 が、そのアフガニスタンに於いては8月初旬段階でアメリカ421人、イギリス68人、カナダ66人と派遣治安部隊の犠牲者が増加しています。南部カンダハルに展開するカナダ軍は総勢2300人。犠牲となる確率は、看過し得ぬ割合です。 仮にテロ特措法を延長する場合、斯くなる犠牲が自衛隊に生じた場合でも撤退しない、との国民的合意が不可欠です。 「(テロ特措法延長が実現しないと)後ろ向きなメッセージを日本は国際社会に送る事になる」と抗弁するトーマス・シーファー大使の言を借りれば、「(犠牲者の続出を理由に撤退したなら)赤っ恥なメッセージを日本は国際社会に送る事になる」のですから。 「75カ国も参加しているのだから日本も」との“バスに乗り遅れるな”論も、埋没する日本外交そのものです。他国と同じ「貢献」をした所で、日本のプレゼンスは上がりません。寧ろ、兵站ならぬ“民站”の発想で、医療支援を始めとする富国強兵とは対極の「国際救援隊」の創設を第三項に謳ってこそ、憲法九条を有する日本は“世界の赤十字”として面目躍如です。 45分間に亘る駐日大使との「公開」対談を終えた直後の小沢一郎・民主党代表と面談しながら僕は改めて、今後も日米関係が重要であればこそ、新党日本が「新しい日本宣言。」で記した「経世済民の気概を抱いた新しいリーダーシップが、今こそ求められている」のだと実感しました。 ページトップへ