トップページに戻る
ウェブラジオ文字放送 「WEBラジオ」として放送した番組を、文字で読めるようにいたしました。

   
クリックするとラジオが聞けます
 2009.09.25 引き続き御支援・ご鞭撻を! 出演:田中康夫・有田芳生
 2009.07.30 田中・有田 いざ東西で闘わん! 出演:田中康夫・有田芳生
 2009.07.16 疑問だらけの臓器移植法改正 出演:田中康夫・有田芳生
 2009.07.02 南国「マンゴー」知事の? 出演:田中康夫・有田芳生
 2009.06.18 商店を活性化させるフランスの知恵 出演:田中康夫・有田芳生
 2009.06.11 閉塞社会からの脱出は可能だ! 出演:田中康夫・有田芳生
 2009.06.04 携帯時代に「命のメール」を 出演:田中康夫・有田芳生
 2009.05.07 小沢問題の核心 −新しい日本を拓くために− 出演:田中康夫・有田芳生
 2009.04.23 日本改造は可能だ! 出演:田中康夫・有田芳生
 2009.04.14 まやかしの「経済危機対策」を斬る 出演:田中康夫・有田芳生
 2009.04.02 財源とは作るもの −日の出町「医療費ゼロ」に学ぶ− 
出演:田中康夫・有田芳生
 2009.03.19 小沢問題の本質を語る 出演:田中康夫・有田芳生
 2009.03.12 ベーシック・インカムの実現を! 出演:田中康夫・有田芳生
 2009.02.19 小沢―クリントン会談を読む 出演:田中康夫・有田芳生
 2009.02.05 「ベーシック・インカム」で新しい日本を! 出演:田中康夫・有田芳生
 2009.01.29 創造的破壊こそ私たちの政治哲学 出演:田中康夫・有田芳生
 2009.01.22 新党日本―創造的政策の秘密 出演:田中康夫・有田芳生
 2009.01.15 麻生政権と労組の支持率"相似形" 出演:田中康夫・有田芳生

 2009.01.08

新党日本かく闘わん 出演:田中康夫・有田芳生
 2009.01.01 新党日本が切り拓く2009年の日本政治 出演:田中康夫・有田芳生
 2008年



 2009.09.25



引き続き御支援・ご鞭撻を! 出演:田中康夫・有田芳生

田中康夫 おまたせしました!新党日本ウェブラジオへようこそお越しくださいました。代表の田中康夫です。

有田芳生 副代表の有田芳生です。

田中康夫 皆さまご存じの様にですね〜、総選挙を経て新党日本、「日本改国宣言」国を制度を改める。これをマニュフェストとして掲げたんですね。

有田芳生 色んなメールを選挙が終わってからも頂きましたけども、やっぱり「日本改国宣言」、新党日本の政策ってのは、あの〜その方々の表現ですけども、もう素晴らしいもんであると。それはやっぱり実行するだけの力を蓄えて欲しいというお声を頂きまして。まぁあの敗北した身としてはですね・・・恐縮至極なんですけども。

田中康夫 ん〜。これはま〜手前味噌ではありせんが、マスメディアとかジャーナリストの人だけでなく、多くの方からですね、まぁ良い意味で本当に、無鉄砲な尖がってんではなくて、皆さんが願ってんのに今まで誰も言わなかった。政党とか組合とか業界とか団体とかマスメディアなど。そうした内容も多少なりともですね、含んでいるのかな?と思っとります。

有田芳生 ま〜その中でも、やはりもっともっと議論せされてしかるべきなのは、やっぱり『ベーシック・インカム』ですよねぇ。

田中康夫 はい。

有田芳生 あの〜、最低の所得補償という物は、これはあの〜憲法25条の生存権を実現する物であるという風に考えれば、これは根本的な提案だったという風に思うんですけどね。こういう事が選挙の最中議論にならないってのがね、やっぱり課税だってな選挙っていうのか。

田中康夫 これは〜例えばその討論会にテレビとかに出ても、「ベーシック・インカム」と言っても、司会者の方は知らないのか、知っててここに踏み込むと今までのですねぇ、床屋政談の様な永田町で、財源がとかですね、景気がとか言ってた自分たちも、愚かでしたと認める事になるのか、なかなか触れませんが、本当にこの「ベーシック・インカム」はもちろん、私達が提案したんではなく、北欧をはじめとするですね、地域で試行錯誤してる事ですけど、多くの方から期待を頂ける内容だと思いますね。

有田芳生 あの〜選挙の最中もね、その自民党の政策の中で、10年後にその100万円家計を増やすとあったでしょ。

田中康夫 あ〜〜ありましたねぇ。

有田芳生 あったでしょぉ?みんな唖然としたんだけども、これびっくりした事なんですけどね、厚生労働省の調査でもホームページ見れば出てるんだけども、10年前に比べて、10年前の家計所得がお年寄り世帯も含めてですね、655万円だったのが10年経ってですね、566万円になってるんですよ。つまりこの10年間で100万円減ってるわけですよ。それはなぜか?というと、やっぱりあの〜雇用と賃金が確保されてないからなんですよね。そういう事を抜本的にやはり改善するには、やっぱり「ベーシック・インカム」ってのは、大事な事であるんですね。

田中康夫 あの〜我々もその〜与党と呼ばれる政権側のいちお己になってますが、その単に無駄遣い廃絶というだけでなくて、やっぱり夢を与える。「なるほど!そうなんだ!」と。だからこれをやる為には無駄を省けばいいんだと。いう所の胆がやはり「ベーシック・インカム」かなぁと。人口が減ってく中で今までの様なその山の裾野型に人口が増えてるから、年金を支えるという形はこれはもう破たんしてる訳ですからね。

有田芳生 だから、夢ってのはその抜本的な現実から出発する。しかし、あの〜夢に繋がる拓かれた物でなければいけない訳で、なんか目先のつじつまが合えばいい様な政策ではなくてですね、やはり夢から現実を見た時に何が必要か?っていう時にやはり「ベーシック・インカム」ってのは、根本的な政策だったという風に思うんで、だからこれは選挙までの話ではないですからね。まぁこれをどう力にしていくかって事です。

田中康夫 まさに是非、サポーターをはじめとする多くの方が、今日も実は新潟からですね、サポーターになる為、そしてサポーターだけではなく、新党日本が活躍して欲しいって事で大変な志をお持ちになった若い青年がいらっしゃいましたけども、是非ともそういうしがらみや馴れ合いとは無縁の方々の為にですね、これからも私田中康夫、また有田芳生、そしてまた今回比例ブロックに立候補した多くのメンバー、更には支援して下さる方と共にですね歩んで参りたいと思います。ということで、しばらくご無沙汰をいたしておりましたが、新党日本ウェブラジオこれからもですね、え〜更新をきちんとして参りますので、是非お聴きいただきたいと思います。 

有田芳生:チームニッポン!


ページトップへ



 2009.07.30



田中・有田 いざ東西で闘わん! 出演:田中康夫・有田芳生

田中康夫 新党日本ウェブラジオへようこそお越しくださいました。代表の田中康夫です。

有田芳生 副代表の有田芳生です。

田中康夫 いよいよですね〜、信じられない自由民主党、信じられない麻生内閣が総選挙の日程を決めました。そして私、代表の田中康夫も兵庫県第8区という尼崎市全域をくくり、選挙区とするとからの立候補を表明致しました。奇しくも副代表も板橋区全域を選挙区とする、東京都第11区から立候補すでに表明し、日夜、街頭・そしてまた皆さんの所をお尋ねしております。

有田芳生 ま〜どこに暮らしていても日本の縮図がある訳で、例えば私が活動を続けてきた、東京11区板橋というのは、あの〜高齢化率で、例えば高島平団地を見ると34%という、3人に1人が65歳以上の人達。で、これはあの日本全体の10年後を示してるという事を考えれば、この高島平を含めて板橋にどの様な新しい街づくりをしていくのか?っていうのは、日本のこれからを示す物でもあるという風に思うんですよね。

田中康夫 うんうん。

有田芳生 ですから、よく国会議員とかってのは国の仕事をやればいいんだって言う事を極端に言う人がいるんだけども、やはり地元とやはり国政を結び付ける物という事を考えれば、この板橋の街を隅々まで歩いて、その人たち、暮らしている人達の希望とか夢とかこう悲しみっていう物を、ま〜どの様に形あるものに整えて改めていくのかてのはとても大事だって事を日々思うんですね。

田中康夫 同時に私達の場合にはですね〜、あの〜「尼崎でお前一体何をするんだ?」と。「何をしてくれるんだ?」って言うけど、あの〜まさに現場で、尼崎も板橋もですね高齢であり独居の老人もいると。そこにおいてやるべき事は、あの〜手前味噌ですが、私が知事時代に、職員や県民の協力を得てやってきた事にヒントがある訳ですし、同時にその国会議員は選挙区、小選挙区を選挙区としますが、同時にその小選挙区の事だけを考えてんではなくてですね、まさにそこの日本の改めるべきモデルを創れれば、それを日本全体のシステムとして導入する為に法律を変えたり、環境機構を変えるという事なのでね、そこがなんか、地域だけのよろず承り係ではなく、まさにとことん現場主義、直接対話という中において、地域からヒントを得るだけではなく実現し、それを日本全体にシステムとして、仕組みを変えると。これはもう新党日本のですね、本来結党から述べてきる事でですね、それをあの〜日本列島のまぁ、日本列島津々浦々あるとはいえですね、東と西でですね、まさにその日本の未来をいち早く示している。暗示している。そしてそこに変えるべき事や、それを変えられれば希望の日本がもう一回夢が戻るという事ですね〜。

有田芳生 スポーツ新聞が書き、それから田中代表も日刊ゲンダイで書いておりますけども、まぁあの訴えをしていた時に、「尼に何しに来た!」っていう罵声が飛んだって言いますけども、これはバカな話と言っちゃ失礼ですけども・・・・・

田中康夫 でもねぇ、なんかねぇ、だんだんだんだんいつも似てる様な顔立ちの方で、あの〜本当にご高齢の老人が多い団地でやった時でも、結構働き盛りのですね〜、あのぉご婦人とですね〜、え〜男性の方や青年がですね、なぜか団地の住民ではないのにあらかじめいらっしゃっているという、なかなか面白い・・・面白いって言い方は失礼ですが、刺激的なですね状況です。

有田芳生 だからさっき話に出たけども、一番今、政治・政治家に必要なのは、構想力であり、その方法な訳ですからね〜。ですから田中代表が知事時代にやってきた、ノウハウ・方法論・構想力ってのは、これは普遍的なものなんだから、だからそれはどこにいようがそこから出発する事が出来る訳で、ま〜これは東京11区板橋でも同じだっていう風に思ってるんですけどね。

田中康夫 ま〜あの〜、いずれにしても史上最長の40日間、解散からですね40日後に選挙と言われましたが、もうもはやですね、30日という具合になって参りました。

有田芳生 かつてはね、夏の選挙で死者まで出てたという様な状況ありますから、ま〜お互い頑張っていきたいですね。

田中康夫 はい。え〜健全なる体やまた、もともと健全なる魂にですね、まさに逆に言えば、日本の未来が宿るという思いで、チームニッポン・新党日本はですね、これからも引き続き行って参ります。是非ともですね、半日だけでもちょっとお手伝いしたいなとか、こういうお気持ちの方がいれば、それぞれの事務所、まぁ尼崎の方はまだ貸してくれるって言ってた不動産屋さんや大家さんがいても、翌日になると口ごもってしまってですねぇ、場所がなかなか決まらないという、長野県の1回目の知事選の時にも、私に選挙事務所を貸すと後ろ指さされるからと、地域で暮らせなくなるからと言って二の足を踏む不動産業者さんやですね、空き店舗の持ち主ってのもいましたけども、なんかその〜同じ何か夜明け前を切り拓くというのは、あの〜刺激的だなぁという思いをしております。ま〜いずれにしても、板橋の事務所あるいは新党日本のヘッドオフィス、また更には関西総支部もございますのでね、こちらのほうにもご遠慮なくですね、お問い合わせをいただきたいと思います。ということで

田中康夫有田芳生:チームニッポン!


ページトップへ



 2009.07.16



疑問だらけの臓器移植法改正 出演:田中康夫・有田芳生

田中康夫 新党日本ウェブラジオへようこそお越しくださいました。代表の田中康夫です。

有田芳生 副代表の有田芳生です。

田中康夫 みなさん御存じの様に、え〜総選挙がですね、8月の18日の日から、そして30日開票ではないか?しかし自民党の中はですね、いやその前に頭を変えなきゃとか、頭を変えてももはやとか、いや〜しかし選挙区で一応は議員総会をやって、俺たちは言ったんだけど、ま〜一応こういう事ですというなんかアリバイをしたりとか色々ありますが。
しかしこの前にもう日本のですね〜、この国に暮らしてる方々にとって大変重要な法案が、さしたる議論やですね、メディアでも国民的議論にならないまま可決をしてしまいました。これが皆さんご存じの7月13日の月曜日にですね、参議院でも可決した「臓器移植」に関しての法案なんですね。

有田芳生 あの〜代表がですね、この間マスコミ、それから国会でも提供してきているように、やはりあの〜これは公共事業じゃないか?という指摘ってのはとてもユニークで、また実態を示してると思うんですけども、ま〜そこをちょっと説明いただけますかねぇ。

田中康夫 はい、そうですね。実はですね〜、私はたぶん20年くらい前には、脳死は人の死だという事をTBSのインタビューでも答えた記憶があるんです。で、これはやはり脳というのは私は考える葦の部分であるから、この脳が死を迎えるという事は人の死だろう…という風に当時は思ってたんですね。しかし一方で私たち日本の人というだけでなくて、死生観というのはその心臓死、そして心臓も止まると肺も停止しますので血液が全体にいかなくなる。脳だけでなく臓器にもいかず、そしてだんだん皮膚が温度が冷たくなっていく中で、周囲の人たちもその人の死を受け入れると。で、これが脳がどうも私はあのパソコンで言うと、オペレーションシステムじゃないのかと。ウィンドウズとかですね〜マックの。でこれに対してその〜心臓というのは、ハードディスクドライブと言いますかね。で、この両方をどう考えるのか?って議論にならないでまさにその他人の死を待ち望んで延命を図る、あるいは延命を図る為に他人の生の期間を短かくするというのがどうも臓器移植という。そしてだからこそ、今回この間ですね国会の中も、まさに臓器ビジネスというですね、巨大な産業になりうる人たちのロビイング活動というのはですね〜、従来の製薬会社とも相まって起きてたと。ここがちょっと私は違和感を感じたんですね。

有田芳生 はい。あの〜人間とは何か?という根本問題だと思うんですよね。例えば犯罪が起きて、ま〜あの〜母親が亡くなった、殺された、その時にお腹にいる赤ちゃんは人間として認められないって事になると。で、これは一体どういう事かっていうのは、脳とは何か?って事にも繋がっていくと思うんですよね。

田中康夫 そうなんです。あの臓器移植の為に、A案を推進すべきだと言ってた人達は、脳の死は人の死だと言ってるんです。で、脳の死が人の死だったら、脳の始まりは人の始まりかというと、彼らはそうは言わないんですね〜。で、これは分娩をした出産の時だと。で私はこの中から、これは福岡伸一さんという皆さんもご存じの分子生物学者も同様の事をおっしゃってて、非常に私は我意を得たんですが。という事は、母親の母体の胎内にいる時は、優生保護という美名、美名というかそれは大事な事なんですが、の下で、例えばそこの不具合を直してしまうとか、手を加えるとか、あるいはES細胞とかですね、こういう具合になりゃしないかと。そして逆に脳の死、心臓の死ではなくて、脳の死ですて事で、まだ血液が循環してるので、非常にそのまぁ、臓器がですね移植に耐えうると。それを活用しようとうのは、どうも私は公共事業的というかですね、それもその「私は臓器を移植する意思がありますよ。」というんではなくて、異議申し立てをしない限りは、皆全員そうですよと。あらかじめ異議を申し立てをしとかない限りは。というのは何か私は最近のGoogle(グーグル)のですね〜、図書館から全部700万冊も持ってきて、みんなもうデジタル化しちゃうというのとなんか似たですね、感じがするんですね。

有田芳生 この間テレビでも何度も報道されましたけども、あの長期脳死死、つまり脳死になってしまった小さなお子さんだけども、やはりベッドの中でも目は開かない、口をきく事は出来ないけども、だけど髪の毛は伸びる爪は伸びる、で体は大きくなっていく、それを本当に懸命に見ているご家族にとってはですね、やはり自分の子供我が子、人間がそこにいる訳ですから、それを脳死は人の死だみたいな事で、臓器移植がもう当たり前の様になってきた時、仮に認めた場合であったとしても、後でそういうご家族に対して贖罪感てものを、ものすごく植え付けさせてしまうものではないかという風にも、思うんですよね。

田中康夫 もうひとつは、交通事故で脳挫傷でお子さんが担ぎ込まれた病院でですね、その家族がいるところで、突如「脳死です。お子さんは死です。」と。幸いにというか偶然にこの病院にはですね、腎臓を望んでるちょうど同じ年齢のお子さんがいて、色々検査をしたら非常にドナーとしてふさわしいと。言われてもその〜お子さんとそういう話をした事ないと。今すぐこの場で決めてくださいと。国家試験認定のカウンセラーの様な人まで出てきて、「すぐ決められません」と、「いや〜あなたはそんなミーイズムですか?」と。いう様な世の中に、この日本のみならず他の国も自我があるのか、個人主義がどうかって議論がありますが、何か私はそういうですね、非常に怖い形にいってしまいはしないかと言うですね懸念を持つんですね。そういう観点の議論、つまり81の臓器移植の事例が日本にもありますと言いますけど、これはあの〜参考人で来た中の何人かがおっしゃってたんですが、この81の事例が、さもみんな素晴らしく延命したかのように言われてるけども、きちんとした形でこの81の症例はどうだったのかと。逆に言えば、感染症を招いて様々な薬を投与して、え〜余命が短くなった人もいたのかどうなのか、あるいは移植をしてもですね、不具合が現れる方もいたのか。こうした事を、これこそそんなに大きな金額でなくても、予算化をして出来るのに、これすら厚生労働省はきちんとやってないじゃないかと。こうした上で国会で議論になってないのはおかしいって事をおっしゃった、あの〜学者がおられてですね、まさに日本はそういう、皆が議論する情報がないままですね、10年間たったので、とかですねぇ、なんか不思議な危険な気がしますね私は。

有田芳生 あの、宗教界も基本的には臓器移植そのものに反対の所が多いんですけども、まぁ例えば、立正佼成会なども今回の事態についてですね、臓器移植法改正に対する緊急声明っていうのを出して、ま、そこで田中代表がしばしば指摘してる事にもあるんだけども、この立正佼成会の声明の中ではですねぇ、まぁあの多くの根本的な問題があるという一つとしてですね、その臓器不測の解消を第一義とし、人間の臓器の「産業資源」化を意図するもの。「産業支援」化を意図する、そういう事だと思うんですよね。

田中康夫 で、まさに自由診療ですから、値段があって無かきもんとして。非常に私は、小泉・竹中医療のみならず、色んな解約をですね直すと言ってる時に、医師の人達がこういうものに賛成をするって言うのが、私は非常に公共事業、まさに箱ものビジネスの様な気がするんですね。やはり野田正彰さんという皆さんもご存じの精神医学者で、そしてあの【喪の途上にて】という岩波書店から、御巣鷹山の事故であったりですねぇ、高知県の学生が修学旅行で中国で列車事故にあったと、突如として亡くなった家族、周囲に残された家族がどのように死を受け入れてくか?という本がありますけど、この中で兼てより、医者とか弁護士という専門家が、専門家の理論だけを振りかざして、どんどん隘路に入ってっちゃうと。専門家であれば尚の事一般の人達が願う希望や、一般の人たちが抱く疑問にきちんと答えて解決できてこそ専門家だと。何かこの〜その、そこに「山があるからだ」ってな、これは自分のリスクを冒して山に登るんですけど、「そこに臓器があるからだ」みたいな感じのですね〜、え〜「そこにダムを作るからだ」と、いうのと何か似てる感じが私はしてならないですね。

有田芳生 ま〜そういう人間の根本に関わる所を、拙速に議論して一方的に決めてしまう国会。

田中康夫 しかも、まさに解散のですね〜、解散のカードに使った様な話は、これは私は与野党問わずですねぇ、恣意は免れないじゃないのかと。

有田芳生 その一方でね、障害者自立法の改正案とかも廃案になってしまう訳ですから、本当にあの〜、地道に暮らしてる人達の喜びなどが、そういう政治家の一部の都合でつぶされてくってのは、本当にもう大問題だと思うんで。

田中康夫 だからまぁ、その為にも新党日本はですね〜、そうした信じられる日本に、本当に名実ともにする為にですね、あの〜引き続き奮闘いたしたいと思いますし、是非皆さんにもご支援を更に頂きたいと思っとります。ということで、

田中康夫有田芳生:チームニッポン!


ページトップへ



 2009.07.02



南国「マンゴー」知事の? 出演:田中康夫・有田芳生

田中康夫 新党日本ウェブラジオへようこそお越しくださいました。代表の田中康夫です。

有田芳生 副代表の有田芳生です。

田中康夫 ま〜人生いろいろ〜、選挙いろいろ〜という感じで、麻生太郎さんはいつ解散するのか出来るのか、麻生さんに代わって誰が選挙の解散日を決めるのか、自由民主党も色々な迷走でございますけどもね〜。

有田芳生 とても気になってる事がありまして、これは是非お聞きしたいと思ってるんですけども、新聞・テレビ、特にテレビが中心になって大騒ぎをして、この間ですねずっとワイドショーも含めて、宮崎県知事が登場してですね、なんか自民党の救世主の様に描かれて、それに対してコメンテーターも含めてあんまり批判的な事を口がモゴモゴ言いながらですね、言わないんだけども、正直な気持ちとしてですね、いくつか疑問があるんですけども、一体知事の権限ってのは、そんなに努力してなんか出来ないものなのか?つまりですね、これは身びいきで言うんじゃないけども、田中康夫という人は長野の知事をやってた時はですね〜、長野なんだけども、そこで何をやってたかってのは伝わってきてた訳ですよ。ところが、マンゴー売ってるとかテレビ出て、「なんとかせんといかん」とかみたいな話はわかるんだけども、だけどじゃ、宮崎で何をやってたのかがわからないままで、知事の権限ってのはないんだよって言われて、果たしてどうなんだろうか?という疑問が起きてるんですけども。

田中康夫 ま〜、知事ほど巨大な権限を持ってる人間はいないと私は思います。47都道府県あって、1/47なのではなくて、極論すれば知事はですね、その地域においては1/1の権限を持ってるともいえます。ですから、石原慎太郎さんという方がですね、知事ほど楽しい仕事はないと。おっしゃり続けてると言うのはそこにあると思いますね。そして色んなご意見があると思いますが、排ガス規制であったりですね、ま〜ちょっと失敗した新銀行東京に関してもですね、え〜知事がやろうと思えば、人事と予算とですね〜、条例というのを牛耳ってるんですね。で、今回麻生さんが人事、党役員人事を変えようとしても出来なかったのはなにか?ったら、国会の場合には、首相のもとにいる議員は、みんな選挙で選ばれた議員なんですよ。ですから、自分が次の選挙で勝てばいいんですから、泥船に乗りたくないと言って、拒む事が出来る訳ですよ。ところが、職員の場合には、確かに面従腹背をする人間はいっぱいいました。足を引っ張る人間もいますが。人事には従わなくてはいけません。予算も議会がですね、例えば、ダムを作りたいからといって予算を増額することは出来ません。全くなかった項目を予算を作る事は、予算を総組み替えする事なので、野党が現在出来ないのも、官僚機構と共に予算を作った政権側でなくては予算の組み替えは出来ないんですよ。せいぜいが減額修正といって、「木製ガードレールが何、1000万円?0円にしてやる」という事は出来るけども、増額、「ダムの予算を100億円にしろ」とかいう事は出来ないんですね〜。すると、条例こそ議会が否決する事は出来ますけども、条例の提出が出来るのは、知事なんですね〜。ですから、私が不思議に思ったのは国を変えようという大きな目標に対し、知事の権限は微々たるものだったと。自分がその限界を超えようという事だというのには私のけぞりましたね〜。石原慎太郎さんもここはきっとのけぞったんじゃないかと思いますので、脱ダム宣言を出して不信任が出ても、再選されればダムを止める事が出来ますしね。脱記者クラブっていうのをやって、記者クラブからしっぺ返しくらっても、みんなが誰でも発言できる会見に出来ますしね〜。給与削減も50時間の徹夜交渉して、わたりと呼ばれるもの、調整額も全廃できますしね。もっと言えば、部落解放同盟の人件費予算も、全額0にして文句を言われても出来ますから、そうやって考えると〜〜マンゴーだけではない事は出来ると思いますよ。

有田芳生 ところが一方ですね、その宮崎の知事はですね、任期半ばの2年でマニュフェスト達成率8割っておっしゃってるようなんですけども・・・

田中康夫 これも驚きましたね〜!!いや〜まぁどういう根拠で北川正恭さん達のマニュフェストナントカ会も言ったかどうかわかりませんけど、任期4年の中の2年間でマニュフェスト8割達成したってのを聞いた時、私は本当に、聖徳太子とイエス・キリストが宮崎の地に卑弥呼と並んで降誕したのかと思いましたけどね〜。

有田芳生 だから、そういう事が全く伝わってこない状況の下で、例えばテレビ・新聞含めたマスコミがですね、こういう事を言ってるならば、じゃあ何が変わったのかって事を明らかにする事こそが報道機関だと思うんだけども、やはりその〜、選挙に出るのか出ないのかみたいな事だけを焦点にしてですね、大騒ぎをするってのは、本当に国民が・・・

田中康夫 ま〜あの国民が試されてるというか、まぁよく小泉郵政選挙の時に、B層がB層がと言いましたけども、B層どころかですね〜、特丸B層の人しか拍手しないんじゃないかというね。

有田芳生 そのB層というこの意味を。

田中康夫 あぁ、B層っていうのは私もよく知らんのですが、なんか竹中平蔵様達の一派の広告代理店が考えたテレビあたりの言う事にコロリと騙されるですね、まぁ善良なというかですね、読解力がないというかですね、しんしんしんしん宗教、あの〜副代表が闘ってきた様な所にもコロリと騙されちゃうようなですね、自分がない人と。ま〜自分がない人は理解するかもしれませんが、ちょっとこれは全国の方も自民党はやはりですね〜、窮鼠猫をかむどころか、なんかこう・・・窮鼠猫をかむだったらまだ反撃が出来ますけども、オウンゴールの続きという気がしますね。

有田芳生 だから例えば昨日の毎日新聞の朝刊なんかはですね、一面にですねデカデカと記事でですね、え〜この東国原知事がですね、入閣すると。行革担当だという様な事を出すわけでしょ・・・

田中康夫 これね〜、毎日新聞の事はですね、昨日はすべての他のメディアの人が、「君たちは東スポの気概を逆に見習え」と言って毎日新聞の記者はバカにされたらしいですけどね。貧すれば鈍するのかと。ただこれは実は2003年に、自由党と民主党が合併した時に、田中康夫は当時長野知事で、管直人さんが代表で、この時にはですね、田中康夫は地方分権改革担当大臣に現職知事のままなると言って、いうのを名簿を発表したんですね。で、当時自民党の人は「知事の様な忙しい人がそんな兼務が出来るか〜」と言って、で、これは小泉純一郎内閣が質問主意書を誰かが出したら、知事が兼務をしても構わないという答弁書を出してるんですね。実は当時はまだ新党日本を結党する前でして、民主党のですね〜、東京都下をはじめとするその比例のですね、政見放送には、田中康夫と小沢一郎と管直人が3人仲良く並んでですね〜、なぜ地方分権は民主党によってしか出来ないのかっていう話をしているんですけどね。何か、古賀誠さん達はなんかあの2003年ですから、6年前に私達がやった事をですね〜、なんかNHK教育テレビの再放送が今頃出てきたのかという。教育にしてはあまり教育効果がないな〜って言う気がしますねぇ。フフフ

有田芳生 なりふり構わずってのは、こういうとこにあるんでしょうけども、しかしそういうテレビとかに騙されてはいけないっていうね〜。

田中康夫 まぁ、同時にま〜なかなか東国原さんは、政治生命的にまぁ失ったことだなと。あの〜多くのちゃんと読めるジャーナリストは言ってますね。

有田芳生 ええ。

田中康夫 これでまぁ、議員になられたとしても、東京とか北関東とかの比例ブロックで出て、果たしてそこの有権者もそれで比例に自民党と書くのか?という試される事ですし、議員になってしまえば、何が総裁候補だと言ってもですね〜、何百分の一になってしまいますから。まぁ、小泉チルドレンよりもですね、まぁいわゆるスポーツ選手を選挙の時に候補に立ててたというのと同じような具合かな〜という気はしますし、宮崎県で逆にこれで残る事になれば、宮崎県民があと2年後の選挙で彼を選ぶのか?あるいは、彼は果たしてそもそも出れるのか?と。県議会も一応ですね、マンゴーを売ってくれるからと黙ってた人達が対立候補を立てるのか、立てられないのかという。宮崎県民も問われますし、その意味で言うと、私はやっぱり、東国原英夫さんという方は今回ですね〜、有頂天なってお話ししてますが、政治生命を失ったんだろうなという気がしますねぇ。

有田芳生 ね〜。マニュフェストの8割を2年で達成したって言うんだけども、一週間のうち半分以上ぐらい東京にいる人がね、そんなことが出来るってのはさっきの話じゃないけども、確かに「聖徳太子か?」って言われてもしょうがない所ありますよね。

田中康夫 ま〜ですから、地鶏とマンゴーは売ったかもしれないけれど、じゃああそこの財政再建はどうなってるのか?と。入札の改革はどうなってるのか?と。外郭団体はどうなってるのか?と。公務員の待遇はどうなってるのか?と。福祉はどう変わったのか?と、言うと、どげんかせんと国がお金をくれないと出来ないと言ってるんでは、これはやはり隗より始めよにならないと。同時に橋本徹さんはですね、まぁあの〜どこかの政党を支持しようと、いう風にみんなでと言っていたんですが、ちょっと腰砕けになってるのも、おそらくはま〜、基本的にはご自分を支持して選挙で当選させてくれた自由民主党と、あるいは公明党という物に、反旗を翻す気はなかったんだろうと思いますが、もしかして政権が交代してしまったら、逆に補助金が削減されんじゃないか?という事で、自民なのか民主なのか、ハムレットの思いで口ごもってらっしゃるのかなと。しかし、同時に他方、他の知事たちがですね〜、知事は公平中立じゃなきゃいけないとか言ってますけど、あれは私は欺まんだと思うんですよ。ハッキリ言って個々の政策これはいいとか、あるいは私が民主党その時、小沢一郎・管直人支援した時は、その事によってですね〜、自民党の代議士によってですね〜、県の予算を削減されたなんていうのはもうこれは数限りありません。しかし、そんな事を恐れていてはいけないんじゃないかと。やはり基本的には橋本徹さんにも私は望む事は、知事たるものきちんとですね、肝っ玉を持って行わなきゃいけないんで、右顧左眄をしてる様ではですね〜、これは東国原さんの有頂天とですね〜、あまり大差ないなどとですね〜、心ない人から言われちゃうんじゃないかなと、ちょっと私は憂慮しておりますけどね。

有田芳生 ま、そういう事も含めて私の活動基盤である、東京11区板橋でもそういう話題について出てきますので、え〜今の様な話も含めて広げていきたいと思います。

田中康夫 本当にそうなんですね〜。そういう訳でですね、反発を食らうとか、抵抗勢力が出てこない宮崎県というのは、逆に言えば何も変わってない。既得権益の人がやっぱり怒る事を。労働組合もですね〜、あるいは県会議員もあるいはその部落解放同盟の様な所もですね、怒る様な事をしなければ、それは世の中は変わらないという事はまぁ、私のつたない経験からね、思う所であります。と、いうことで

田中康夫有田芳生:チームニッポン!


ページトップへ



 2009.06.18



商店を活性化させるフランスの知恵 出演:田中康夫・有田芳生

田中康夫 新党日本ウェブラジオへようこそお越しくださいました。代表の田中康夫です。

有田芳生 副代表の有田芳生です。

田中康夫 まぁあの〜有田さんが地元の板橋をまわってると、やはり勿論努力をしてるえっと〜・・・どら焼き屋さんだ。

有田芳生 いしだやさん

田中康夫 あ〜いしだやさんて所。朝8時くらいもっと前から行列が出来ちゃう。

有田芳生 もう8時過ぎると、もう10人ぐらいは・・・

田中康夫 そしてもう9時ぐらいで15分でどら焼き売れ切れちゃう。

有田芳生 300個限定売り切れですね。

田中康夫 ま〜そういう地域での大変な評価を、人気を得ている所もあれば、なかなか真面目にお父さん・お母さんがですね〜商店をやってても、そばに大きなディスカウント店が出来たり、スーパーが出来たりと、アウトレットが出来たりというので、店をたたまなきゃいけないという人たちもいますが。
  これはもう改めて今までウェブラジオでもうすでにお話していたと思いますが、と思ったらそうじゃなくて、この間予算委員会の時に私、この14.7兆円のばら撒き予算はなんじゃらほいと、最後に申し上げたのはそのフランスのですね、消費法典の話をしたんですね。え〜フランスは食の文化の殿堂と言われてますが、フランスのですね〜、大きな工場で夜中にパンをセントラルキッチンで焼き上げて、え〜冷凍で持ってきて、最後色んな店舗ですね、そこの場で電子レンジもどきの様なものでふかして、そして「はいパンですよ〜」って売る店が増えちゃったと。
  でもこれパン屋さんはお豆腐屋さんと並んで世界一早起きな人達で、ところがそのフランスで真面目にパン屋をやってた人達が、そういう連中が出てきて、悪貨が良貨を駆逐すると。いうことで、1990年代デモ行進をしたんですね〜。「我々パン屋を何だと思ってんだ?」と。で、ここはフランスはすごいと私が思ったのはですねぇ、普通日本だとほら、米食推進とか言うと、外郭団体が出来て、いっぱい宣伝してなんかイベントやんだけども、本当に真面目に米作ってる農家が報われない様な話、天下り先がいっぱい出来るからですけど、その〜フランス消費法典ではですね〜、なんとそのパン屋という呼び名、及びパン屋という表示という、第一編第二章第一説第十巻が書かれたんですよ。
  これ1998年5月25日でございまして、自分で選んだ原料を素に、ちゃんとパンの生地をこねて、発酵並びに型作り、そしてパンを自分でその場で焼き上げてるというお店の職人のいる所は、フランス語のブーランジュリというパン屋という看板を掲げて、パン屋を名乗れるよって法律が出来たんです。これは私知事時代に知った時に、もう驚天動地しましてね、いわゆる補助金とか外郭団体とかですね〜、広告代理店とかが儲かる話なのではなくて、真面目に原料を自分で選んで自分で生地をこねて自分でその場で焼いてる人、これがパン屋と言えるんだと。これをそうじゃない事をやってる様な人たちにはですね〜、なんと、2年の禁固か500万円の罰金という。
 で、これがやっぱり究極の大きい政府・小さい政府とかですね〜、切り捨てとかですねぇじゃぶじゃぶ補助金とは違う意味でのまっとうな人を評価する。これがやっぱり政治や行政の原点じゃないのかなって思いますね。

有田芳生 板橋を毎日歩いていて、例えば冒頭に話の出た上板橋の南口のいしだやさんてのは、ユニークでおいしい東京以外からも朝買いに来るようなお店があったり、あるいは大山の駅のとんかつ屋さんなんか行くと、「こんなとんかつがあるのか!?」っていうような、中々あの〜仕入れから揚げ方から工夫をされてる所があるんですよね。
  で、その一方で例えば、ハッピーロードって所は日本でもよくテレビで扱われて有名になってるんだけども、経済産業省でも日本の中でも有数な商店街だと。で、本当に多くの人たちがいらっしゃるんだけど、地元に住んでる人達から言えば、「昔はもっとすごかったんだよ」っていう声がある。と、同時にあの〜ずっと歩いて一軒一軒見ていくと、その電気屋って看板があるんだけど、実際そこの商店で売ってる物は雑貨になってたりですね〜、あの〜もう本当に56年ご愛顧ありがとうございましたって店を閉める所とかね、本当に努力をしてる所もあるんだけども、しかし一方でややつきかたなおれの商店も出てくる。
  まぁあの〜世代代わりってのもある、後継ぎがいないってのもあるんだけども、そういう中であの〜田中代表がよく言う『切磋琢磨』というのをいかに行うのか?っていうのは、今お話になった様な事をもっとこうあの〜、全国に広げていってね、あの〜ヒントをご提供するっていうのはとても大事なことだと今思いましたけどもね。

田中康夫 あの〜事故米などというのが出た時に、まっ、その前に原産地呼称管理制度ってのがね、ワインとか牛肉とかお米とか日本酒・焼酎でやってましたけども、この場合もね大事な事は、もちろん自分で生地こねて原料選んで焼いてても、おいしいかおいしくないかは消費者が判断するんですよね。だけど、それは消費者が判断する、でも消費者が判断する前に、まさにどこで焼いているのか分からない。あるいは一回焼いたのをまたふかしなおしたのか。その法律のすごさは、自分のパン屋で焼いたものでも一回そこで冷凍して焼きなおして翌日やったパンは、パン屋のパンと言っちゃいけないって事まで書いてあるんです。

有田芳生 え〜だから驚くべきなのは、やっぱり日本の法律読んでて誰に向かっての法律なのか?ってのが多いのに比べると、この今パン屋という呼称及びパン屋の表示っていう。これは消費法典だから、消費の法律ですよね〜。

田中康夫 はい。

有田芳生 こういう具体的な事こそがね、やはり日本でも実現すれば、あの政治ってのがもっと身近なものに感じると思うんですよね〜。

田中康夫 うん。まさにこれはだって法典の印刷代だけで極論すれば、まともなパン屋さんがどこかってのが皆もわかるようになるってね。で、この話をしてもやはり、議会の人達、政府の人達、与野党問わずきょとんとしてるってのがね、パン屋の話だけかよって言う人がいるけど、そうじゃない、こういう発想で制度を見直そう。こういう発想で、あの〜努力してる人を支援しようと。じゃ、私が思いつかないとこでパン屋以外家具屋さんにしてもですね〜、あるいはその他の事、タクシー運転手さんにしても、なるほどとそれぞれ詳しい人が、ああじゃあこの発想でいこうと、いう風に思わないというとこがね。中々日本国マニュアル社会の弊害だな〜という気がします。

有田芳生 ね〜、だから多くの政治家がやっぱり現場感覚がない人たちが、こういう話を聞いたって、「パン屋だけの話かよ」って、一体どこに向かって仕事やってんの?って言う風に思いましたけどね〜。

田中康夫 そうですねぇ。ま、ですからあの〜それぞれ勿論極論すれば、息子さんお孫さんの代にも続いているものはそれは全部守らなければいけないと言うと、世襲と同じような話になってきます。やはり努力をしている人が報われる社会、その事を新党日本はですね、掲げておりますし、その究極に努力が皆が出来る社会にするという事が、ベーシック・インカムというですね、事なのではないかと。私は地方分権とよく言ってますけども、地方分権権限以上というもっと先にある究極のですね、分権・権限以上はベーシック・インカム。産まれた人は赤ちゃんからおじいちゃんおばあちゃんに至るまで、社会のその一員としてですね、配当をもらえると。だからそれを原資にもっと働くぞと思ったり、もっと社会に貢献するぞと思ったり、もっと芸術に打ち込むぞとかもっと子育てに打ち込むぞという具合になるんじゃないかという気がしてます。

有田芳生 だから基本所得保障という訳がよく使われているけども、もう少し突き詰めていけば、やはり基本的生存保障ですよね〜。

田中康夫 そうですね。

有田芳生 だからそういう事を本当に新党日本だけが政策するという・・・

田中康夫 ま〜ね〜あんまり言ってくと、他の党が直前になって書くかもしれませんが、やはり元祖は勿論ヨーロッパで、デンマークをはじめ出てきた事ですけども、政党としては新党日本がベーシック・インカムを掲げている事を多くの方々もですね、大変に是非もっと広ろげようというお便りをいただいております。え〜ご一緒にですね、まさにおかしい事は一緒に変えていく新党日本の活動でありたいと思ってます。では、

田中康夫有田芳生:チームニッポン!


ページトップへ



 2009.06.11



閉塞社会からの脱出は可能だ! 出演:田中康夫・有田芳生

田中康夫 新党日本ウェブラジオへようこそお越しくださいました。代表の田中康夫です。

有田芳生 副代表の有田芳生です。

田中康夫 え〜私共の副代表有田芳生は民主党の推薦を受けてですね、きたる総選挙、一体いつになるのか、突如あるのか、まだ先のばしなのかわかりませんが、この総選挙では東京都第11区という板橋区からですね、立候補を新党日本公認民主党推薦で予定を致しております。
  日々街に立つ、街に立つだけじゃなくてですね、各お家へのポスティング、そしてさらには商店街を歩いて、色んなお客様だけじゃなくて、経営者やおじいちゃんおばあちゃんとも日々お話をしてますが、その中で改めて感じるところは?

有田芳生 ん〜毎日板橋の街を歩いてましてね、とにかく作りものの小説の世界とは全く違った、重い深い息吹というのが、苦悩も含めて直の声で伝わってくるってのは、やはりあの現場、現実ってのは大変なもんだな〜という風に思ってる日々なんですよね。

田中康夫 はい。

有田芳生 で、例えば成増の美容院にポスターを貼っていただいた時に、そこの68歳になる女性と話していると、「いやぁ、有田さんどうにかなんない?年金問題どうなっちゃったの?」って怒りなんですよね。で、68歳で年金が5万8千円と。こんな事じゃ暮らしていけない。
  ただ話を伺ってると、とても文化的な事に興味がおありで、阿修羅像に行ったり、色んなあの〜展覧会や博物館など、日常生活の中でお休みの日に必ず出かけるんだけども、だけど、その5万8千円じゃ生きていけない、だからこんな年になってもこれからも、美容院でやらざるを得ないんだと。
  一体あの〜この日本どうなってんの?っていうお話で、またそこに別の女性が来てですね、そこはま〜ご夫婦で年金もらってるから、ま〜なんとかやっていけるんだけども、その美容室の方は、一人住まいの方なんですよね。だけど二人で暮らしてる、やはり68歳のご夫婦も、「だけどもらってるけどなんとかやってるけど、厳しいのよ。」っていう。で、そういう時にあの〜我々はベーシック・インカム、基礎的所得保障的なものを打ち出しているただひとつの政党です。っていう話しますと、ま〜仮に子供からお年寄りまで毎月5万円を政府が保障する新しい政治だと。「有田さん5万円じゃ少ないのよ」って言う話なんですよね。だからそこらへんがま〜我々が更に豊かに政策を作っていってる状況なんですけども、単に5万円っていう話ではない訳ですよね。

田中康夫 もちろん。あの〜仮に5万円だとしても、70兆円なので日本の社会保障が80兆以上かかってますから、十分まだ足せると。で、これは障害をお持ちの方あるいは、お年を召した方であったり、これは5万円っていうのは、生まれた赤ちゃんからですね〜お年寄りまで、皆に社会の一員としての配当であると。この社会に生を受けたものは、自動的に配当が受けられるんだと。
  ですからこれが社会福祉だという風に言うとですね、逆に言えば元気な人からすると、ばら撒きか?って勘違いされますし、その福祉を求めてる人からすると少ないんですけども、これはどんな人でも、仮にその自分のアイディアをですね、まさに人間として頭が豊かになる上での5万円という事です。
  ですからそれが10万円という形は、当然障害があったりですね、あるいは今の方もお年寄りが年金という事であれば、その分が入ればですね、全体として11万円・12万円になる訳ですよね。

有田芳生 ま〜社会保障が年間今89兆円ぐらいですからね、十分5万円てのは成り立つ訳で、ま〜そういう全く違った発想の政治というものが必要だし、我々新党日本がユニークなところだろうという風に思うんですけどね〜。

田中康夫 はい。ま、あの〜ですからこれは同時に私たちは大きい政府・小さい政府という話ではなくて、効率的な政府に最もなる原点だと。それが社会保険庁であったり、あるいは、福祉局・福祉部みたいなですね、こうしたところが裁量行政をしてる訳ですから、こうした分野の無駄が、人員も含めてですね省く事が出来るという事ですね。

有田芳生 ちょっと正確にご紹介しときますと、あの2008年に国立社会保障人口問題研究所が明らかにしてるんですけども、2008年度の社会保障給付費総額、これが89兆198億円なんですよね。ですから先ほども代表が語ったように、一人5万円でも70兆円ていう事は、十分に可能であるという事がここからも明らかだと思いますけどね〜。

田中康夫 ま、あの〜そうした中ですね、え〜新党日本は具体的なマニュフェスト作りという物も、ま〜他の党も自民党あたりはマニュフェストに何いれるかってんで、大きくもめているという話ではありますが、この事も行っていく所です。あの〜やはり一人ひとりが何て言いますか、やる気が起こせるようなですね、元気が出る様な事ってのが大事で、それがまぁ、以前に話したあのフランスのパン屋さんの法律の様にですね、たった一行で自分で生地を選んで、自分で原料を選んで、自分で生地をこねて、自分でそこで焼いてる人がパン屋さんと名乗れると。やはりこういう発想のもとでの政策というのがとても大事だなぁという気はしますね。

有田芳生 やはり成増でですね、え〜ボタンとそれから毛糸を営んでいるもうなが〜〜くもう何十年もやっている方とこの間お話をしたんですけども、やはり大きな企業の方が、中国・ベトナムなどで、裁縫を安い労働力で裁縫をやっている事によって、やはり国内が厳しい状況になってるっていう話を聞いたんですよね。で、そう思った時に我々が言っている社会的公正と経済的自由っていうのを考えた時に、やはりどっか大きな一人勝ち企業と小さな企業、あるいは個人営業ですね〜、そこらへんのすみわけみたいな事もなんだかの形でやっていくって事も、今後の社会的公正っていう視点から見たときにはね必要なのかなぁという風に思うんですよね。

田中康夫 それがまさに、闇雲な建物を作るんじゃなくて、維持修繕という事を行うという公共事業へと転換する事で地域のですね〜、企業小さな会社が賄えたと。そして勿論大きな橋を作るとか、そういうのはもともとゼネコンがやる訳ですから、やはり良い意味でのすみわけというのも、政治のリーダーシップで行わないといけないと。
  で、まぁその意味では新党日本には具体的なそうした自治体で先駆けて行ってですね、え〜それこそ福祉や教育のお金を減らして、国のダムのお金は出さないと言いながら、ま〜きよがわダムという大阪ふえいのダムはやおら作ると言って、そこにお金を投ずると。あるいは持ってる部落開放同盟への予算というものは、全く見直しがされないと。
 というようなですね〜、いびつな改革ではない物を新党日本は、具体的な実績に基づいて、これからも皆様にお示し出来ると思います。しかし、その為にはやっぱり皆さんが選挙に行く。そして同時に政権が交代をする。そしてその政権が交代した人がやはり新しいリーダーシップのもとでですね、え〜官僚を使いこなすと言いながら、使いこなされてる人が今の首相ですから。という意味で官僚を初心にもどしてあげるという事が必要だなぁという気がしますね。

有田芳生 問題を現実から将来を見据えるんじゃなくて、50年後・100年後の日本から今を見つめたら、全く違った方法が出てくる。ま〜そこを明らかにしてるのが新党日本だと思いますんで。この力を本当に形にしなければいけないという風に思ってます。

田中康夫 そうですね。あ〜の皆様も、またボランティアでですね、こういう事してあげるよという方がいたら是非ヘッドオフィスのほうにもご連絡いただきたいと思います。ということで。

田中康夫有田芳生:チームニッポン!


ページトップへ



 2009.06.04



携帯時代に「命のメール」を 出演:田中康夫・有田芳生

田中康夫 新党日本ウェブラジオへようこそお越しくださいました。代表の田中康夫です。

有田芳生
 副代表の有田芳生です。

田中康夫 ま〜日本はですね〜、15兆円もばら撒き予算で、選挙が乗り切れると思ってる楽天家の人もいますが、一方でこの日本というのは、まぁもともと宗教観や人生観が他の地域の方と異なるという風におっしゃる方もいますが、やはりこの日本の自殺者の多さというのは・・・

有田芳生 深刻ですよね〜。11年間3万人を超える人たちが自殺をしていて、自殺未遂を入れるとですね、その10倍以上の人達が、自ら命を絶とうとしていて、今年はですね〜、警察庁が統計を毎月出しているんだけども、先月3千数百人が自ら命を失っていると、このままいくと今年は4万人を超える可能性があるって言うんですよね〜。

田中康夫 や〜そのもちろんですね、ガンの早期検診であったり、早期発見・早期治療という事も大事な事です。もちろん交通事故でお亡くなりになる方もこれは隔靴しえない話ですが、その数の数倍の方が亡くなっていると。

有田芳生 だからこの10年11年っていう事を総計するともう、戦争以上に日本人が自ら命を絶ってるんですね〜。

田中康夫 や〜本当にそうですね〜。イラク戦争・湾岸戦争の比じゃありません。

有田芳生 で、そのうち75%が男性なんですよね〜。だから男性に特に、ま、女性も大変なんだけども、やはり健康問題・経済問題ってのが覆いかかってきて、自ら命を絶つことで、その遺産とかですね、お金が入ってくる事で家族を救うみたいなね。あるいは会社を救うみたいな。これは異常な日本だという風に思うんですよ。

田中康夫 ですから、これに関しては、あの〜私も知事時代にですね、まっ、「命の電話」っていうのがありますよね。

有田芳生 ええ。

田中康夫 これは比較的カソリックやらキリスト教の人達が、あるいは仏教系の人がですね、主体になってなさってると、いう様な団体がいました。で、これ県内でもですね、あの電話を繋げる方に、子供の為のですねそういう電話を作ったんですね。で、こうした団体の人に、人件費ですから小さな金額なんです。もうほとんどボランティアの様なもんです。
  で、この電話もしかも県内南北に長いので、北部の長野とですね、南の諏訪とに設けてですね、そしてその電話の書いたカード、これもそのいわゆる20歳以下の人達が行く様なコンビニだったりですね〜、ファミリーレストランだったり、ファーストフード店だったり、あるいは文房具店だったり。こうした所にカードを置かせてもらったんです。で、このカードの中にも教育委員会とかですね、県て書くとそれだけでアレなので、こういう言葉も入れないと。
  という形でですね、「なんで書かないんだ!」という人もいましたけども。で、これは非常に多くの人達に利用していただきましたけど、最近副代表は、もうそれだけでは足りないじゃないかと。

有田芳生 いや〜、びっくりしましたね。今から10年前の1999年に携帯電話のiモードが始まったんですよね。で、この10年でですね、まぁ小学生もそうだけど、中学生・高校生がものすごく持つようになって当たり前になってるんだけども。その中高生がですね、携帯電話で実際に電話をかけてるかというと、それはもう1割なんですって。で、使用頻度の9割がですね、メールなんですよ。

田中康夫 なるほど〜。メールのが定額であったりとか、電話だとしすぎて親に怒られるとか。

有田芳生 そうそう。ですからその現状をふまえるとですね、やはりあの〜若い人たちの自殺も増えてるっていう事、あるいはもっと様々な悩みを抱える世代ですから、代表が長野でやった様なその「命の電話」もっともっと増やさなきゃ駄目なのと同時にですね、若い人向けには「命の電話」に加えて「命のメール」みたいなものももね作っていくっていう事も大事な事なんだなという風に思ったんですけどもね。

田中康夫 そうですね、あの〜逆に言えばそのいじめにあう様な子供は朝起きるとですね〜、膨大にですね、その〜フリーメールの様なところから携帯に「お前死ね」だとかと。それが原因になったっていうケースもある訳で。その時にやはり、まぁ確かにこういう事は行政の側は、そんなメールでもらうのあっても愉快犯だったりなんとかするけど、その人に対して別に「お前さんは自殺するべきだ」って打つ訳じゃないんですから、相談があったらいつでも連絡くださいと一本打つ事で、愉快犯だったら分かってく訳ですからね、やっぱそれが朝起きた時に学校に行くときに、そういうメールが一本来てたってだけで元気づけられるというのもあると思いますね。

有田芳生 民間ですでにあの〜、有資格のカウンセラーなんかを何十人集めて、メール相談という様な動きもあるんですけども、それはあの民間に任せてる時代ではなく、やはりんま〜民間もやってもいいんだけども、公でねもっともっと携帯メールとの関わりで、人の命、人生という物を救うというとまぁちょっと言葉が違うかもわからないけども、本当に心安らげるようなね対応ってのは、これこそ今命を大切にする政治の課題のひとつだな〜という風に思うんですけどね〜。

田中康夫 おっしゃる通り。まさにこんな事ったら・・・こういう大事な事こそ、逆に金額の予算でいえばですね〜、あ〜の〜膨大な今回の14.7兆円の中の半分が公共事業費だと。それもたぞろの公共事業だと。いう事に比べたら、何千分の一で出来る事ですね。

有田芳生 国営マンガ喫茶の様なものが117億円ですからねぇ。ま〜そういうお金があればもっと人の命に直接繋がる様な、今の生活保護を受けた母子家庭のかさんを廃止する様な問題を何とかしなきゃいけない事を含めてね、人の命を大切にするような政治ってのをやっぱり作らなきゃいけないと思いますけどね〜。

田中康夫 はい。おっしゃる通りだと思います。あの、母子家庭だけじゃなくて父子家庭の奥様が病気や事故で亡くなられたというケースがあって、別に男の人も女性の人も、男女共同さんかく?なんだから、女の人への保護を手薄にしていいですって言ってるんじゃなくて、やっぱり父子家庭っていうのも、これは知事の時にも父子家庭の問題ってのは国は手薄なんですね〜。
  でこれを、あの〜びびたる金額でもですね、行うようにしてたんですが、こうした事が声が届かない。でもこれは明日は我が身かもしれないという。本当にいつ何時、事故や病気が起きるとは限りませんからね。

有田芳生 あの〜東京の板橋の私が毎日活動している所でも、父子家庭がですね、3千数千世帯あるんですよ。ところが行政に行ってですね、その実態はどうなんですか?と聞いても、調べてないんですよ。母子家庭についてはある程度調べているんだけども、やはりあの〜父子家庭の場合は、父親がちゃんと働いているだろうっていう前提で考えちゃってるんですよ。

田中康夫 だからこれがおかしいんで、ベーシック・インカムを政党で唯一導入すると私たちが言ってるのも、やはりそこに生を受けたのなら全員ですね、基本的な部分は等しい配当を受けなきゃいけない、等しい待遇を受けなきゃいけないという気がしますね。あのいずれにしても今おっしゃったですね、心の電話じゃなくて心のメール。「命のメール」。
  これは是非ともですね、え〜新党日本としても、もう明日から出来る様な話で、私や有田芳生副代表にですね、そういう執行権がある市長や知事や村長やですね、でしたら翌日から出来るんですけどもねっ。残念ながらここが議会制民主主義と言いながら、政権を獲得して、そして政府の執行権を持つ側にならないと出来ないというもどかしさはあります。しかしこの事は、次のきたる総選挙に向けてですね、新党日本のまた更なる明確な約束という中に入れていきたいと思っています。ということで

田中康夫有田芳生:チームニッポン!


ページトップへ



 2009.05.07



小沢問題の核心 −新しい日本を拓くために− 出演:田中康夫・有田芳生

田中康夫 新党日本ウェブラジオへようこそお越し下さいました。代表の田中康夫です。

有田芳生 副代表の有田芳生です。

田中康夫 え〜ゴールデンウィークと言いますけどね、サービス業であったり、介護や福祉の方々、多くの方がですね、24時間交代勤務であったりして、何かこれこそあれですね、役所とか大きな会社がゴールデンウィークと勝手に言ってるだけで、ん〜なんか不思議な気がしますが、いずれにしても今日は5月7日で、まぁこのゴールデンウィークと称する期間が終わりました。この間、5月の2日の日にはですね〜、板橋区を朝から夕方までですね、有田副代表、そしてまた板橋から東京都議選に民主党から推薦で立候補するくまき美奈子さんという現職の方と共に板橋中を駆け巡りました。

有田芳生 まぁ例年の連休に比べて、今年は今代表からも話ありましたけども、いつもよりも働いてる人達が多かったそうですね〜。ですから、それはやっぱり経済状況が反映してるのか分かりませんけども、その中でも私は板橋を毎日歩いていて、色んな方々と医療や福祉の問題点。あるいは教育法をもっともっと良いものにしてくれって言う中で、ひとつあの特徴的な事としてですね〜、朝、駅頭に立っていた時に、何人もの人たちがですね、一斉に来る訳じゃなくて、各駅々で声をかけてきてくれた中のひとつのご意見の中に、「有田さん、小沢問題どう考えてんだ?」という風に仰るんですよ。

田中康夫 民主党代表小沢一郎氏の問題ですね。

有田芳生 それで私たち新党日本はこのように考えてる。私有田芳生はこういう風に考えてるって事をお伝えしますとですね、「分かった。その通りなんだ。」と。やっぱりあの〜小沢一郎と言う政治家に対して、色んな事、意見を持っている人がいるとしても、今やはりここで新しい政治を創る事によって、え〜大きなうねりの転換を作る。それは小沢一郎という政治家でないと出来ないんだと。「俺小沢さん嫌いだよ。だけど新しい日本を作るには小沢一郎しかないんだよ。」本当に意見が一致したという事で握手をして・・・

田中康夫 それは色んな年齢の方?恐らくいでたちからご職業も現場の方だったりデスクワークだったり。

有田芳生 ええ。現場仕事をなさってるであろう方々、あるいはネクタイ背広姿の方々、あるいはあの〜主婦だと思われる方々。だから現場感覚から見るとですね〜、マスコミが色々いろんな事言ってるのと全然違うっていうのが、やはりあの〜現場にこそ真実があるんじゃないか?と言う風にこの間ずっと思ってるんですよね。

田中康夫 まぁこれは新党日本としても、私としても、であるからこそですね、今までの既得権益の政・官・財・学・法と私は言っておりますけども、え〜霞が関、あるいは自由民主党、え〜そして従来の経済界・団体、え〜そして審議会の委員を歴任してきてるような御用学者、あるいは記者クラブ制度に安住をしている新聞やテレビと。こういう人たちが、口角泡を飛ばして、小沢一郎はけしからんと言ってるんですけども、必ずしも世論はそうなっていないと。で、これは前から申し上げてる様に、自由民主党じゃだめだって出てきたので、それは確かに自自公連立という時期はあったかもしれませんが、それは別の政党な訳で、新党日本と民主党との関係の様なものであって、その〜利権が欲しかったりすれば頭を下げれば容易に戻れる訳ですね〜。戻った人も数限りなくいると。ところがそうではない。更には自民党で幹事長や官房副長官を務めたので、従来から私たちが申し上げている、その政権交代が目的じゃないんだと。政権交代をしても、役人が牛耳ってる人事や予算や法案という物を根底からですね、グリップを効かせて、変えてく事をしなければ、実は役人が用意したステージの上に、登場人物のお面だけ違うけれども、実は演じている役割は同じだと。いうことが政権交代になってしまう。これは従来の既得権の人達からすると、怖くもなんともないのに、全てが根底から変わると。言う事がですね、報道機関も含めて、異常な恐怖苦心を持ってて、これが今回の事で小沢辞めろになってるのかな?と申し上げております。

有田芳生 検察に詳しい人に話しを聞くと、小沢一郎という政治家が田中角栄裁判の時にずっとあの〜傍聴していた事、あるいは金丸裁判の時も検察に対して強硬な姿勢を表明していたって事から、やはり検察の歴史の中で、やはり小沢一郎という人に対する嫌悪感を恐らく植えつけられてるんだろうと。だからこそ、ましてや新しい政治が出来る時にですね、その小沢一郎という人が何をやるのか?自分たちに直接跳ね返ってくる怖さを感じてるんじゃないかという評価をする人がいたんですけども、そりゃやっぱりあると思うのは、田中代表が5月2日に板橋で住民の人々との懇談の中でも語ってた事なんだけども、政治に深い影響、大きい影響を与える捜査をやる時にはやはり、上部機関と相談するのが当たり前なんですよね。

田中康夫 まぁ、検事総長であったり、そういう人の会議ですね、これがなく行われたと。まっ、そもそもはね、あの〜ダムを作った方がいいと仰った方が、” 脱・脱ダム宣言” をされて知事に就任した県に、西松建設からですね、その知事の元にですね、表に記載されてない『裏金』という物が、数千万の台で渡ってると。いう事で、え〜20年来の秘書の人がですね、事情聴取を複数回受けたら、夕方の4時半に、それも長野商業高校のですね校門近くの電信柱という、生徒が多く登下校する場所で、何故か電信柱にぶら下がっていたと、いう事があった訳でして、まぁ逆に言えばこの構図は、”脱ダム”を言って負けた人にですね、” 脱・脱ダム” を言って勝利した人の元に数千万円の裏金が仮に流れていたと、するとですね〜、これは非常に検察として分かりやすい勧善懲悪の構図の獲りもの帳になった訳ですから。まぁしかし、小沢一郎という人に対してのですねこの間のですね、自称知的であると思いこんでいるような方々のですね〜、口角泡を飛ばしての発言というのは、私はやっぱりその異端である物が入ると都合が悪いって事だと思うんですね。手前味噌に聞こえるかもしれませんが、小倉正男さんを起用して、外郭団体を98%整理縮小して統廃合をしたと。この事で、たんにあの〜環境を守りましょうって脱ダムを言ってるぐらいのお兄ちゃんなら良かったのが、外郭団体を全部統廃合されると経済界の人もですね、公務員の人も都合が悪いと。え〜あるいは、オリンピックの帳簿の委員会を作って、あろうことか焼き捨てたとしらばっくれていた帳簿が出てきて、しかもそれが銀行の口座の出入金とドンピシャリであると。いう事まで出てくると、オリンピックを招致したですね、地元のマスメディアであったり、経済界であったりと都合が悪いと。やっぱりインディ・ジョーンズの開いちゃいけないお宝を開いちゃった人は、最後はもう死んで頂くか、外へ追い出すしかないと。しかし小沢一郎に関しても同様な事で、自民党の中枢に、彼が悪だと言ってる人がいますが、彼こそがその自由民主党では世の中が良くならないという腐敗の構図を全部知ってるからこそ、それを変えるんだと。言ってる訳ですからこれは、韓国の歴代の大統領が逮捕されたりするのと同様の恐怖心がですね、恐らくなぁなぁのムラ社会の利権談合でいた人たちからは、もう自分たちを守るためにそれを排除するしかないと。しかし、排除するということになると私は山国から排除されて今全国区の政治に携わってますけど、日本から排除するとなると、小沢さんはエルファ島にでも幽閉しなきゃいけないのかって話になっちゃいますね。

有田芳生 マスコミがずっと検察のリークで朝日新聞・毎日新聞含めて、一面でリーク情報流してきたのが、ピタっと止まっちゃってますよね〜。じゃああれはどうなってんの?って話ですよね。

田中康夫 ただまぁ、それに代わって今度は民主党の中はですね、その公然とはいえないが、マグマが溜まってると。いう様な見てきた風な事をですね〜、とりわけ日本経済新聞であったり、朝日新聞がですね、連日の様に書いている訳ですが。私は思うに、街の方々はですね、家庭があったりローンがあったりして思う事があっても公然とは言えないかもしれませんが、いやしくもですね〜、選挙で自分の名前を書いてもらい、ポスターの写真をですね〜、お尋ね者の様に張り巡らしていた人であるならばですね、もし、この小沢一郎・鳩山由紀夫体制に問題があるのであるならばですね、公然とですね〜、臨時議員総会を開くとかですね、それこそ市民だって監査請求とかですね、リコールとかですね、住民投票っていうのがあるのですから、これをしないでですね〜、御用司会者の下のテレビでですね〜、遠吠えの様に言ってるってのは本当に私は、肝っ玉がないですね、お子ちゃま学級会のような存在と。そこいくとですね〜、今までの正に日本が良くならない腐敗構造の元凶かもしれない自由民主党というところは、自分たちが選挙に勝つためには何をするのかという事においてはですね〜、え〜みんな一致団結をすると。すると、良い意味で純粋クンかもしれませんが、民主党内のですね、あの〜何かしたり顔でご発言なさってる方々というのは本当に肝っ玉がどこにあんのかな?という気がしてなりませんね。

有田芳生 あの〜マスコミの問題点はいっぱいある訳ですけども。しかし注目しなければいけないのは、やはり今回の事件についてですね、例えば元検事の人達が「やっぱりこの捜査おかしいよ。」て、発言してるっていうのは、これまでにない変化でもあるという風に思うんですよね。

田中康夫 そうですよね〜。

有田芳生 だからそういう人たちの意見が一体何なのかっていうか、もっともっと知られなければいけないし、で、極端な言葉になるかもわからないけども、今回も検察は”出来そこない捜査”だって言うのはね、これはあの〜、あえて言えば本質を突いてるという風に思うんですよ。だからそういうマスコミの良心という物も消え去った訳ではないんで、そういう人たちがもっともっと色んな所で声をあげる事が必要だなとも思いましたけどね。

田中康夫 ま、あの〜昔ですね、石原莞爾という人が世界最終戦争と言いましたが、今回は正にですね、血を流さないですね日本最終革命の段階にいて、そしてその既得権益が失われる事を怖い人たちがですね周章狼狽してですね、もう正にマスメディアの名だたる方々も含めてですね、醜態を晒してると。しかしここにおいてですね〜、え〜仮に、小沢一郎という人を旗頭にしたうえでの政権交代が出来ればそれこそですね〜日本のこのモヤモヤした物を、正に彼が言った日本一新という事でですね、すべてがですね、革命の様なギロチンを使うという事ではなくですね、そうした既得権益の上でせせら笑ってた人達が一掃されると。いう私は大変な日本の革命がですね、血を流さない革命が初めて起きるのではないか?という風に思っております。

有田芳生 でもそのきっかけになる総選挙ですから、まぁそこでどのような結果を産み出すかっていうのは、私はこれまで何十年も生きてきた日本とは違う姿がですね、あと数ヵ月後に私たちの目の前に出てくるかどうか?まぁそういう所に今私たちは生きてるって事をもっともっとあの〜考えなければいけないな〜という風に思っております。

田中康夫 はい。新党日本は東京の板橋区、東京都第11区という選挙区に於いてですね、副代表の有田芳生が民主党の推薦をうけて、立候補表明をしております。信じられる日本の為に正に新党日本のですね、如何なる大きな組織とも無縁であるですね、脱しがらみ・脱馴れ合いの下でですね、皆さんと一緒によりよい日本を創る為にですね、奮迅したいと思います。ということで。

田中康夫有田芳生:チームニッポン!


ページトップへ



 2009.04.14



日本改造は可能だ! 出演:田中康夫・有田芳生

田中康夫 新党日本ウェブラジオへようこそお越し下さいました。代表の田中康夫です。

有田芳生 副代表の有田芳生です。

田中康夫  “みぞううう”な社会とまぁ色んな方が突如逮捕されたりですね、何か正に40年体制の政・官・業・学・報と私が申し上げている、護送船団談合ムラ社会というのが色んな場所でですね、政治だけでなく融けていく気がしますけど。日本の輸出総額が16.4%も減って、1980年というので私が停学をくらってなんとなくクリスタルを書いた年なんですが、それ以降最大の減少率だと。で、またその貿易収支もですね、7253億円のマイナスだってこれもまた、80年、1980年以来28年ぶりのですね、貿易赤字だと。で、他方で今までは公的資金て入れるのは、何か高給を食んでる金融機関だけかと思ってたらですね、色んなメーカーもですね、電気製品。こういったところも公的資金を入れるんだという様な話になってきて、なんだかモラルハザードの様な、そして正に“みぞううう”になってますね。

有田芳生 昨日ですか、IMFが今年の日本の成長率が6%マイナスになるって発表してるんですよね。

田中康夫 マイナス6.6% 世界の平均がマイナス2.7くらいといって、まぁOECDが6.6って言ったんですね。IMFが6ですかね。まぁその取り方によって違うのかもしれませんが。

有田芳生 そうすると戦後の日本どころか、近代の日本の歴史振り返ってみたところで、戦後で、日本で一番成長率が下がったのが1998年の所謂タイなんかで、あるいはロシアでの金融危機があったとき、あれが日本に波及して経済成長率が、その時マイナス1.5%だったんですよ。これが戦後で一番低いマイナス成長率なんですよね。

田中康夫 って事は、もうその4倍になっちゃってるんですね、1.5だとすると。

有田芳生 ええ。戦後を振り返ると1923年の関東大震災が起きた時に、あの時に成長率がマイナス4.6%なんですよ。ですからOECDのマイナス6.6%、あるいはIMFが言っているマイナス6%になると、これは近代日本で最も経済成長率が落ちるってことですから、異常事態なんですよね。

田中康夫 う〜ん。そうするともう検察国家の様な、検察・警察国家のようになっていくっていうのが、むべなる哉、そんな事言っちゃいけないんですけどもむべなる哉じゃなくて正に似たようなですね、写し絵のようになってますね。

有田芳生 我々がいつも言っている様に、抜本的な発想の転換をしなければいけない訳で、その為には、かつてはGDPの6割が個人消費だったと言われてたのが、今55%にまでなってきてしまっている。だから一方で1500兆円の個人資産があるっていう訳だから、そこが動くような経済システムに作らなきゃいけないと思うんですよね。

田中康夫 そうですね。でもそれは野口悠紀雄さんも言ってる様にですね、相続税とかですね、企業の法人税とかですね、そういうものを下げたからといって解決することじゃない。産業構造全体を日本には確かに素晴らしいものづくりのマイスターがですね、これは公共事業の現場とてですね、小さな左官をやってる方とかですね、あるいは土木工事をやってる方にはいるんですけども、
こういうマイスターの人たちを大事にしながら、やっぱり輸出型の物づくり産業の構造を変えないといけないって事ですよね〜。で、言うは易し行うは難しなんだって言うけど、そんな事はなくて、これは新党日本がすでに述べているようにですね〜、例えば今回の15兆円の中でも、前回も申し上げたように、農林水産省が1兆円使うと。ところがこれが積み上げ型でまたぞろの土地改良事業の様な公共事業をやってると。だったら1兆円どころかですね〜、1千億円あれば日本の森は1年間で全部間伐が完了するんだから、そのくらいの事やってこそ「グリーンニューディール」だろうと。こういう形で、農業や林業や漁業、全くその大きな農業組織というもの。あるいは、農業委員会というもの、あるいは農地の制度というような大本を変えないで、また相変わらずのカンフル剤をやってても、これは違うんじゃないかと。

有田芳生 先日私の大山の事務所に、あの東京土建の幹部の方が来てくださって、書記長さんってあの〜左官屋さんなんですよ。

田中康夫 あの〜、東京土建組合って方々がその本当にそういう一人で現場でコツコツやってる方々の団体ですね〜。

有田芳生 それで、今はもう仕事がなくて大変だと。私だけの事じゃないっていう事で、やはり住宅政策なんかももっと抜本的に改めなければいけないと言う事を仰っていて、考えてみれば日本の戦後の政府のやり方ってのは、持家主導の基準になってる様な政策だったのが、やっぱり公共住宅をいっぱい作って安く住んでもらうっていうのがやはりヨーロッパなんかでは当たり前の事だったわけですよね〜。だからそういう事を含めてやはり街造り、日本の国造りを抜本的に変えなければいけないという意味では、私たち新党日本が我田引水で言うんじゃないけども、全く発想を変えた所から政策も作っていかないと、今もう麻生さんたちのこっちから向こうにいく延長ではいけないと思うんですよね。

田中康夫 そうですね。

有田芳生 未来からの発想が必要だという。

田中康夫 正に今回やってる事のじゃあエコ仕様のハイブリッドだって言うけど、日本で売ってる車日本の車の9割がこれ対応だって言うんですから、全く在庫一掃の為にですね税金を使うと。白物家電メーカーに出すの同じと、地デジの協奏曲とですね、全く同じになってるので、抜本的解決じゃない。するとやっぱり副代表も以前から述べているような、その介護等を始めとする福祉の現場というのはですね、有効求人倍率が1を遥かに下回っていると言っても、こうした場所には働いて欲しいのに来てくれる人が少ないと。それはやはり賃金があまりに劣悪だからですし、もっと言えばそういう本当に現場のですね〜、あの〜確かな小さな建設業土木の方々の所にも働き手がいないと。と、やはりこうした場所にきちんと、投資をする。同時にやはり私は日本全体が元気になるというのは、麻生さんの空威張りとは違う意味でですね〜、困った選挙違反スレスレの知事が誕生、千葉にはしたんですけども、もっといえばその〜東海道新幹線が通ったと、いう時の躍動感という事であれば、成田と私は、東京駅とですね〜、品川駅と羽田を結ぶリニアをですね、3兆円でですね、2年間・3年間で作るんだとか、あるいは羽田空港を騒音に対策をしてもっと沖合に出して、そこに何千億円かけるんだと。いう形にならないと、羽田空港を増やしたのはわずか50億円だという事になると日本の1時間の借金の増加にもならないんですね〜。メリハリというものが何かないかなと。

有田芳生 ですからそういう事を含めて今多くの人たちが、街で話を伺っていても難しい経済理論なんかわからないけど、しかしこの日本は異常なんだと。それがもう生活実感でわかってる訳ですよね。そこに今代表が言ったようなイメージとして浮かぶような新しい日本像というのは、提出をしていくことが出来るならば、やはりもっともっと私たちの動きっていうのは広がっていく条件があるんだという風に確信をしてるんですけどね。

田中康夫 まぁそれはやはり私たち新党日本の強みというと、「何をまた・・・」と言うかもしれませんが、他の既存の政党にはやはり背後にですね、支持団体、これは企業も組合も団体もいらっしゃるので、この人たちも一緒にもうパラダイム・チェンジをするんだという意識になっていただけないと、中々その個々の政治家やリーダーは、この位ドラスティックに変えなきゃと思っても出来ない。私共はよい意味でしがらみや馴れ合いがありませんので、恐らくそういう組織の中にいても何か疑問や違和感を感じてる方々が思ってらっしゃるですね、本当に抜本的なドラスティックな改革。それは決して戦争の様に血を流す話ではなくて、人の幸せの為にですね、勇気を持って行う革命だという気がしますね〜。

有田芳生 私が新党日本に関わった頃に、田中代表の様々な言説の中でですね、ジョセフ・ナイさんをよく使っていましたよね〜。ハードパワーではなくてソフトパワーが必要なんだっていう。で、そのジョセフ・ナイさんは今度夏から日本の大使になる予定ですけども、その彼が今度出した本では、あの今こそリーダーパワーが必要だっていう表現してるんですけども、やはりそこは、まぁ身内褒めじゃないんだけども、田中代表のエネルギーでですね、と、同時に私も全力を尽くしてですね、新しい方向を作り出していきたいな〜という風に思うんですけどね。

田中康夫 まぁ、ジョセフ・ナイ氏に期待したいところは、やはり彼自身も新たな安全保障のですね、パラダイム・チェンジをですね、提示できればですね、これはまさに名実ともに彼が述べたソフトパワーになると思うんですけどね。こうした部分に関しては旧来のアンシャン・レジームの発想のままだとすると、これはまた整合性が取れない具合にもなるかと思いますが、いずれにしましてもですね、こういう状況、“みぞううう”であるからこそですね、新党日本しかですね、提議出来ない、または皆さんとご一緒に行動できないものがあり、またそれはふつつかながら知事時代にですね、多くの人の協力を得て山国で行ってきた事に実は、原点やヒントがあるという事かもしれません。あるいはもっといえば拉致問題を始め、人に立ってですね、活動してきた副代表のですね活動の軌跡の中にもですね、ある意味では私たちがこれから進めるべきものがあるんじゃないかとこういう気がしますね。

有田芳生 はい。

田中康夫 ということで、心を新たにしてですね

田中康夫有田芳生:チームニッポン!


ページトップへ



 2009.04.14



まやかしの「経済危機対策」を斬る 出演:田中康夫・有田芳生

田中康夫 新党日本ウェブラジオへようこそお越し下さいました。代表の田中康夫です。

有田芳生 副代表の有田芳生です。

田中康夫 まぁ、今まで日本はですね〜、なんちゃって小泉・竹中へなちょこ改革の時でも、財政は一応健全化させんだと。未来に借金は送らない。まぁしかし250兆円もなんちゃって小泉・竹中へなちょこ改革の間に増えてはしまったんですが。与謝野馨さんという方もですね〜、財政をきちんとするんだと言ってたのに、今回の15兆円てのには、本当にびっくりたまげーしょんですね。

有田芳生 まぁそれで与謝野さんはこれで2%GDPが上がるって言ってるんだけども、例えば学者の中でも、三菱UFJ証券のチーフエコノミストの水野和夫さんに話を伺うと、やっぱり2%上がるっつったって、そもそも今年の日本経済てのは、5%ぐらいGDPマイナスになるんだと。

田中康夫 そうですね。

有田芳生 で、これは明治維新以来だって言うんですよね。で、まぁそういう状況でですね、やはりあの焼け石に水のような方向に行ってしまうってのは大きな問題。国民生活に深刻な影響を与えると思うんですけどね〜。

田中康夫 あの〜、ロンドンとニューヨークという所のですね〜、金融工学と称する物が破たんをして、そこが大きな痛手をくらったと。で、これに対してフランスやドイツ、あるいはその他のヨーロッパの国はですね、無闇にここで財政出動をするという事はですね、逆に国家の信用がなくなると。貨幣の価値もなくなる。だからどういう効率的な方法を考えるのかと言ってます。ま、日本は逆に言うと、失われた10年、まぁずっと10年が続いてるのかもしれませんが、逆に言うと、今回の日本を昔せせら笑っていたロンドンとニューヨークがですね、金融で痛手をくらったと。日本はそうでもなかった。と言われているときに、じゃどちらを取るべきなのか?という事がひとつあると思います。しかしその今回のですね〜、たくさん借金をしてですね、国債を発行するというのがいいのか悪いのかではなく、仮に政府がこういう方針を定めたならばですね〜、じゃあこれが効率的なですね〜良い成果を産み出すのか?という点ですね。え〜民主党をはじめとする野党の側はですね、2年間で21兆円ぐらいを使おうと言ってたら、これがもう本当にばら撒きだと。日本のマスメディアも含めて言ったのに、わずか1年で15兆円だと。しかもその前に5兆円以上もですね〜、補正予算を組んできてるんだと。更にまたこの中身を見てみるとですね、一見素晴らしい事のように、車をハイブリッド車に買い替える人とか、住宅をより良くすると。しかしこの住宅や車っていうのはある一定以上の余裕のある人たちが買い換えられたりですね〜、修繕を出来ると。いう話になると、やはり上から目線の麻生太郎さんもですね〜、やはりある一定以上の収入の人の為の景気ですか?と。あるいは自動車というような特定の産業分野になってないのか?せっかくグリーンニューディールと言って森林ニューディールを私が言った後ですね、グリーンニューディールと言うんだったら、正に6年間かかるという干ばつを2年間でやるのだ、とかですね、そこに人々を投入する。もっと言えば、仕事がない方がいる。もちろん自分に合う仕事がないって言っている人もいるかもしれませんけども、切実な仕事がない人がいるならば、美観形成というような形の中でですね、いや〜うちは東南アジアじゃないんだっていうかもしれませんが、例えば公園であったり道路であったりの清掃であるとか、こういう物を国家なり自治体がですね、仕事として産み出す。と、これでも半年間・1年間はですね、少なくとも生活の糧になる。その中で職業訓練をきちんとですね、私の仕事館も閉めてしまうのではなく、それこそ職業訓練をしてですね、自分に合う仕事を探してもらうとか。こういう目に見える形のですね、躍動感というものがどうも私は無い気がしてなりましぇんですね。

有田芳生 イタリアのボローニャなんかをちょっと色々調べてると、やはり今話が出たホームレスも含めた仕事のない人たちを、ボローニャ市は率先して集めて、公園の美観なんかをきれいにしてもらうような事を含めて、仕事を作ってるんですよね。だから守る事によって守られるような循環が出来てるっていう。やはり人間に優しい都市づくりということだと思うんですよ。そこを日本でも作っていかなきゃダメで、さっきのお話でなるほどと思うのは、1966年〜1970年にいざなぎ景気ってありましたよね。でもあの時に、内需がもう9割だったんですよね。輸出でGDPを賄ってんのは1割だけだったのが、やはりあの〜、田中代表がいつも言ってる、へなちょこ改革の小泉・竹中の政治のもとでですね〜、やはり異常な外需依存なってしまったから、アメリカがこけたら日本が大変な事になってる訳でしょ?だからやはり内需を強化していくような政策今出さなきゃダメなのに、例えば今回の15兆円にしてもですね、子育て応援って言うけども、今年度に限り3歳から5歳の子供1人あたり36,000円。今年度に限りでしょ?

田中康夫 そうなんですね。これは皆さんもご存じのように、妊婦の方のですね妊娠中の検診今まで4回分は無料でした。9回分は自己負担だったり、自治体が負担を半分するとかってのがあったけど、残りの9回分もやりますって言ってるんです。しかしこの半分しか国は出さないので、残りの半分分を自治体が出さなきゃいけないので、大赤字の自治体は四苦八苦してるんですが、これも2年間なんですね〜。という事はですね、来年の参議院議員選挙までの間に妊娠をした方だけは救ってあげますよ。というお話しでして、正にこれこそ朝三暮四。で、三と言うけど、今回の大盤振る舞いのように見えるのは、結局借金ですから、「私は本当にあのブランドも欲しい。これもしたい。旅行も行きたい。車も買いたい。」と言ってたら、多重債務者を国家が始めたという事です。で、そして多重債務の時には、また一見弱者の味方ようなお金を貪る弁護士がですね、「いや〜自己破産しましょう。」と囁いて、自己破産したと。自己破産してきれいになったかのように見えますけど、これは毎日満員電車に揺られたりですね、本当に現場で朝から働いてる人達の税金によってですね、帳尻合わせるって事ですから、正直者がバカを見ると。これが多重債務の話だったと思いますね〜。ところが今回は、国全体が多重債務をやってですね〜、後は首相や官僚や政治家や、あの〜経済界の御歴々が面倒看るんじゃなくて、皆さんに将来というか、もう明らかに増税や消費税を増やしてですね〜、後で皆さんに帳尻合わせてもらいますよと言ってるんで、この朝三暮四をですね、朝四暮四のようになったかのように思ってる人達っていうのはですね、全くおめでたいなと。

有田芳生 介護職員の方々、板橋でもお話しを伺ってると、朝の8時から夜8時過ぎまで一生懸命働いても、賃金手取りが12万〜13万。こんな事じゃ暮らしていけないどころか、結婚も出来ないという事で、やはり5人に1人が1年間に辞めていく介護の仕組みがある訳ですよね。でも今度の政府の政策だって介護問題について改善するって言ってるんだけど、これも一時的なものでしか過ぎないわけで。

田中康夫 あの〜今一番喜んでるのは、私は厚生労働省だと思うんですよ。つまり雇用の問題だといって、厚生省も矢面に立ったけど、労働省の人達はこれで膨大に予算がついたと。ところがこれは一人ひとりの所にですね、雇用という事や収入増でいかなくて、さぁ、正に啓蒙・啓発の様な運動、そして広告代理店が入ってですね、まるで雇用を増やすかのようなイベントをやったりですね、NPOにいくお金は1/10になってて、その間で正に代理店と言う所が問屋のようにお金を取ってくと。そしてサンセクの天下り先ができてくるという。いつまでたってもこの官僚統治の世の中でと。もっと言うと、農林水産省の2兆6千億円毎年ですね〜、予算があって半分以上が公共事業のところが、今回の夜陰に乗じてなんと、1兆円また土地改良事業をやると言ってるんですね。土地改良事業をやることなのではなくて、きちんと農業やろうと思う人達が、きちんと農業でペイするような歩合。あるいは良い農作物を作ってる人の物がですね、きちんと皆が納得する値段で売れるようなシステムにしてく事が大事で、今さらのごとくですね〜、農地や水田の面積が半分になった時に、なんでまた1兆円かけて土地改良事業をやんのだと。これこそ全く成果の出ない。まだしも200歩譲ったら道路造ってる方が、まだしもですね〜、利用価値があるかもしれない公共事業なのに、その公共事業の道路予算ではありませんと。国土交通省公共事業ではないと言って農林水産省のほうに振り分けてるというですね、この悪徳振りというのを、新聞も一面でこれだけ15兆円と。景気浮揚へと。しかし、将来の増税への不安もという様な見出しもつけずにですね〜、大本営発表のままですね、素晴らしい事であるかのように書いているという、この日本のですね〜、劣化。教養人だと言われた人達の劣化。この中に於いて真面目に生きてる人のほうがよっぽどその欺まんを張ってると。すごい世の中ですね〜。

有田芳生 与謝野さんが中心になって安心社会を創るって言うんで、なんか色んな会議をやってますけども、その中に色んな種類の人がいて、例えば共産党の宮本顕治議長の息子さんの宮本太郎さんなんかがいたりして、だけど結局話の行きつく先は今話があったように、財源てなれば増税って事を出してくる訳ですよね〜。消費税増税っていう。だからそういう仕組みが、なんかものすごくいわゆる与謝野流ポピュリズムみたいな気がして

田中康夫 いや〜私は不思議でしょうがないのは、連合のですね会長の高木剛さんていう東京大学をお出になった方、あるいは今お話しがあった日本共産党の卑しくも父親がですね〜、日本共産党の中興の祖なのか、本命の祖なのかよくわかりませんが、その息子さんが入ると。で、これはオールジャパンでいいもの作るって話じゃなくて、アリバイ作りの中で、こうゆう労働者やあるいは共産党で福祉をやろうと言った学者まで入ってきたという。アリバイに嬉々として入ってくというのは、本当に勲章をぶらさげられるとですね、入ってく人達と同じでですね、私はこの人たちこそまずは自己総括をしなくちゃいけないんじゃないかと。今日は53歳の誕生日をむかえて2日目なので、お前ずいぶんハイだなと言うかもしれませんが、そして正にここにですね、但木敬一さんというですね、検察の検事総長をした人間がですね、安心社会実現会議、この名前こそ欺まんでございまして、あ〜検察が作ってくれるのかと。まさに日本はですね、警察と検察によってですね〜、安心を作るというですね、とんでもない社会になってくと。この事をきちんと報ずる事も出来ないマスメディアというのは、何なんだろうと。

有田芳生 ならば、私たち新党日本が抜本的な改革案を次の総選挙に向けてこれから出していくと。

田中康夫 あの〜ベーシック・インカムをですね〜、あらゆる政党の中で最初にですね、きちんとですね、今回の公約に掲げると言った新党日本はですね、さらに皆様の為に新党日本の為にではなく、皆様の為にですね、獅子奮迅をしなければならないと言う事を改めてですね、今日も心に誓いたいとこのように思いま〜す。ということで

田中康夫有田芳生:チームニッポン!


ページトップへ



 2009.04.02



財源とは作るもの −日の出町「医療費ゼロ」に学ぶ− 出演:田中康夫・有田芳生

田中康夫 新党日本ウェブラジオへようこそお越し下さいました。代表の田中康夫です。

有田芳生 副代表の有田芳生です。

田中康夫 まぁ日本はね、副代表、世界に冠たるというか、世界で最もスピードが速い、超少子・超高齢社会ですが、まぁこの中で福祉・医療・教育・環境の中に関してですね、今週の週刊朝日にも副代表がお書きになっているように、東京の日の出町、かつてのロン・ヤス対談って言って、中曽根康弘、ロナルド・レーガンの対談をした山荘がある所ですけど、ここの福祉が大変に画期的だという事を以前から

有田芳生 ええ。あの〜4月1日から東京の西多摩郡の日の出町では、75歳以上のお年寄り達の病院での窓口の負担を無料にするという事を全国で初めて行って、で、この町長さんにもお話を伺ったんですけども、やはりこれまでの日本・・・

田中康夫 最初なんだね。75歳以上医療無料化が。

有田芳生 ええ、最初なんです。

田中康夫 子供に関してはね、窓口無料が進んでて、お年寄りに関しては逆に遅れてたんですね〜。

有田芳生 ええ。日の出町では15歳以上の子供たちも無料なんですよ。あっ!15歳まで

田中康夫 15歳までのお子さんね。

有田芳生 そういう中で、お年寄り達にそういう政策をするのは、やはりこれまでの日本を支えてきた人たちへの責任である。それが政治家なんだ。と言うのが青木町長の決断なんですけどね。

田中康夫 立派な事ですね〜。

有田芳生 で、結局ですね、その財源ってのは大型のショッピングモールが出来て、その固定資産税をお年寄り達の医療費無料化に充てれば、十分可能だという事で決断をされて。

田中康夫 なるほど。

有田芳生 去年の9月15日の敬老の日に、9月15日でしたか?あの〜前後の敬老の日に発表したら満場割れるような拍手で、お年寄り達が喜んでくれたって言うんですが、本当はですね、やはりあの〜財源論議になると、いや〜すぐに財源どっから持ってくるんだ?みたいな古い政治家は言いますけども、これはやはり田中代表が県知事時代にも行ってきたようにですね、財源っていうのはどこから持ってくるじゃなくて、財源は作るものだ。というそういう発想が必要だと思うんですよね。

田中康夫 まぁあのチームニッポン、皆さんもご存じのですね、チームニッポンの借金時計、1週間に1兆2千億円借金し続けてるんですから、味の素の全世界での一年の売上げと同じだと。これは財源で認めてんのかって話ですね〜。財源論を言うんだったら、6000億円の借金するべきなんだと。あるいは3000億円に毎週すべきだと。言うのか、今はこういうご時世なんだから逆に良いアウトカム・成果を出すために有効活用するために2兆円借金するのか。財源て言葉の段階でもう正に官僚の手のひらの上ですね〜。ですからその青木町長は正に「財源は作るものだ」と。やはりその発想を変えていくっていうね、大事なことです。

有田芳生 振り返ってみればね、みんな年をとってくわけで、1969年ですから昭和44年には東京都と秋田県では老人医療無料化にしたんですよね。で、これは素晴らしい事だっていう事で、1972年ですから昭和47年には全国の都道府県で医療費無料化した訳ですよ。で、政府がそれこそ誇って、社会福祉元年と当時言ってる訳ですよ。だけど、残念ながら厳しい状況のもとで崩れていったんだけども、今代表が語ったように、財源は作るものだと。で、この人たちの為に使うものだという政治をやってればですね〜、もっと違った日本の姿ってのがありえたと思うんですよね。

田中康夫 そうですね〜。と思いますね。ですから、まぁ私が知事時代に結果としてこれはあの〜6年連続借金を減らしたり、7年度連続財政を基礎的財政収支、プライマリーバランスを黒字にしたと言いますけど、同時にここに合わせて行ったのが公共事業改革であって、公共事業ならず色んな物品の調達も随意契約だったものをですね、切磋琢磨の弱肉強食じゃない、一般競争入札を入れると、従来の8掛けで出来ると。残りの2割のお金をですね、福祉や医療・教育・環境の充実に使えて、これこそ人が人のお世話をする仕事ですから、地域の雇用と活力が生まれると。あの〜当たり前のことなのに、今までの補助金体制、あるいは霞が関や永田町に陳情をするんだと。国が決めた事。国の人達もこの法律があるから出来ないって言うけど、その法律作ったの匿名性の役人ですからね。やはりこの人事と予算と立法と、え〜法制という事をですね、やはりリーダーが責任を持って行うという事を、この日の出町は行ってるという事ですね〜。

有田芳生 だから人々が幸せに暮らすための手段としての政治だと思えば、今の政治状況ってのは色々ありますけども、やはり次の総選挙でこの国を根本的に変えていく最大のチャンスであり、ひょっとしたらもう何十年の単位での選択が今問われていると思うという意味ではね、やはりもう雑念に捉われずにですね、ここでやはり政治を変えなければいけない。その正念場だという風に思うんですけども。

田中康夫 はい。正にその意味では脱ダム宣言は脱ムダ宣言という事を、新党日本はやってますが、脱ムダそしてですね〜、その事で皆さんの願いを実現する政治、いかなる企業献金、組合献金、団体献金とも無縁な私共新党日本だからこそですね、そうしたしがらみ・馴れ合いとは無縁の社会を創れると思っております。是非とも今後とも皆さんからお気づきの事があればですね、「ベーシック・インカム、ん〜、その他だけじゃなく、こんなのも君たちやってくれよ」と、いう事があればですね、隗より始めよで、え〜正に歩き、そして発言し、そして戦うジャーナリストであります副代表と共にですね、私も率先をしてまいりたいと思います。と、いう事で。

田中康夫有田芳生:チームニッポン!


ページトップへ



 2009.03.19



小沢問題の本質を語る 出演:田中康夫・有田芳生

田中康夫 新党日本ウェブラジオへようこそお越し下さいました。代表の田中康夫です。

有田芳生 副代表の有田芳生です。

田中康夫 私たちは脱しがらみ・脱馴れ合い。企業だけでなく組合であったり、団体というような組織の都合ではなく、個人であったり、あるいはその個人が集う地域であったり、人の顔の見える希望を実現しようと思ってますけども、まぁその中ではこの日本の超少子、超高齢社会の中で大きな問題は、私たちが安心して暮らせるかどうかですね〜。

有田芳生 ええ。私は毎日板橋を歩き、そして車で走り、脱馴れ合い、脱しがらみ。如何なる企業からも団体からも献金を貰わないただ一つの政党、新党日本と。言う事を訴えて、ああそうかって声が拡がって聞くようになってるんですが、そんな中でちょっとあの田中代表のご意見を是非伺いたい一つはですね〜、あの〜知人が退職をしましてね、これから下請け的な所に行かないか?って言われたんだけどやめてですね、これから年金で生きていかなきゃいけない、ってまぁそういう選択をしたんですね。で、日本の年金問題っていうのはあの〜何か、かつて参議院選挙の時は大きなテーマになりましたけども、それから一体どうなってんだっていう話が今でもある訳ですけどもね、ちょっとあの〜田中的発想で是非聞きたいと思ったのは、フランスの年金をちょっと調べてみましたらね、その〜日本とは違ってフランスの場合は、最後に働いた賃金の75%貰えるっていうんですよ。しかもですね〜60歳からその金額をもらえるって言うんですよ。ですからフランスだと60歳から65歳までの人たちは、働いてる人2割しかいないっていうんですよ。もう年金75%もらえるから。ところが日本では、そんな今の年金の状況ではとても暮らしていけないから、60以上でも、もちろん75%ぐらいの人が働いているんですよね。で、そうなると、田中的発想で聞きたいと思ったのは、抜本的に改めていかないとこの日本の老後ってのはですね〜、大変なんじゃないか。だから先週の話のベーシック・インカムにつながると思うんですけども、これからの日本どう…こう言葉通りの革命的にですね、変えていく事が暮らしをこう改善する事になると思うんですが…

田中康夫 急に前振り、前説もなく、突如聞かれて、これが本当に皆さんリアルタイムで打ち合わせなしでですね〜、台本なしでやってるって事が今日改めて皆さんに確認頂けたと思いますけど、う〜ん。まぁ私たちがただベーシック・インカムと言っているのはもう、年金制度変える変えるって100年安心って、100年てのが嘘つき言葉ですけども、たった2年で崩壊しちゃって、また変えるっても人口構造が変わるからもう無理ですよね。で、その中でま〜全部の部分変えましょうなんて、それはそうですか・・・ハッハッハッ。いや〜困ったウェブラジオになってまいりました。確かにヨーロッパに行くとですね〜、特にフランスの場合、確かに60なんてまだお元気な世代ですけど、本当に街でにこやかに楽しそうに過ごしてますね〜。そこに影響あったんですね。

有田芳生 う〜ん。だから年金制度がそれだけフランスという国でもそこまでの事やってるっていう事は、振り返ったら日本の政治ってのはいかにこう人々の事を考えてない仕組みをずっと続けているのかという風に思いますね〜。

田中康夫 正にそれが「アウトカム」出てくる事ですね、アウトプットされる所が、実は公益法人てのがだいたい日本の税金の毎年12.6兆円ぐらいいってるんですね。で、公益法人の中にいい事やってるのか?って、公益ってついてみんな改革と同じ騙されてますけど、本来これは”民”でやるか、逆に言えば、公益法人なんか作らなくても役所が”官”でやるかの事のはずなのに、そういうバッファ、緩衝帯のような形がある。この12.6兆引くだけだってですね〜、しかもこれは消費税5%分に当たる訳ですよ。極論すれば、消費税を下げましょうとかそういう原理主義で我々言ってる訳じゃなくて、如何にその無駄があるのか、まぁそれが結果としてあの〜手前味噌ですけども、6年連続借金を減らす、6年連続黒字にする。だけど、30人学級どころか色んな事出来るってのが何もあの〜引き締め策した訳じゃないですよ。調べてみたら、いくらでも出てくるんです。ただこれがやっぱり多分思うのは、民主党の中でも野党の中でも一生懸命やってる人も、本当に警察官が3台目の車捕まえる。警察官がスピード取り、でも2台目と4台目はもう自動的に捕まえられる様なシステムを作る具合にいかないからだと思いますけどね〜、う〜ん、そうですか。

有田芳生 いやだからそういう事を含めてね、最近の世相、それから政治状況を見ていて、あの〜今弁護士をやってる衆議院議員だった白川勝彦さんいますよね。

田中康夫 はいはい。

有田芳生 彼が小沢一郎さんの下でね、その民主党が政権交代をやって、まぁ新党日本も含めてですけども、で、そうする事が日本の革命に繋がるんだっていう表現をしてるっていう事は、やっぱりそういう抜本的な日本改造って事が今出来るかどうかっていう、大きな瀬戸際だって気がするんですよ。

田中康夫 仰る通りですね〜。ですから逆に言うと1940年体制の官僚機構と呼ばれる人たちはこれは、あの〜あらゆる人が小沢一郎は抜きにしたい、って事だったんだと思いますね。ハリネズミのように排除の論理だったんだと思いますが。あの〜やはり、人事と予算という、マネージメントとキャスティングというところですね〜、この部分をきちんと、選挙で選ばれ、選挙で落ちるかもしれない人が行っていかないと、責任のある社会にならないという事なんでしょうね〜。ん〜まぁ、逆に言うとそれがその問題先送りした人からすると、怖いという事だとは思いますが。別に革命と言っても、その〜血を流す訳ではありませんのでね。あの〜このままいくといつか全員地割れがして、全員血を流して死んじゃうかもしれないし、逆に愉快犯のようにですね〜、あるいは妙に視野狭窄で決起をしてですね、血を流させる事だけ行う様な人が出てくるとも限りませんのでね〜。

有田芳生 ですから、2009年今年、あと半年ってのはまぁ総選挙も含めて日本が抜本的に変わるかどうかという大きな意味があるという。まぁそこと結び付いていわゆる小沢問題ってのは考えなきゃいけないな〜って思っているんですけどね。

田中康夫 まぁ24日が一つの拘留期限ということなので、起訴という形があるのか、不起訴があるのか、あるいはまぁ再逮捕という形があるのか。あるいはもっと違う展開があるのか、それは来週わかることかもしれませんが。やはりその〜本当の意味で日本を変える事が怖い人たちがいる。でも、一方で日本が輸出産業型であった産業構造を変えなきゃいけないと思ってますし、同時に日本をパートナーだと思ってるアメリカからしても、輸出型産業で日本をやらせてきた。そして逆に言えば、自分たちは金融で生きてきた。でもその金融も壊れ、輸出型産業もまぁ衰退し、そしてITというものも全世界が持つようになったので、これはインドはじめとして、アメリカの独壇場だけではならなくなってくる、という時に、じゃパートナーである日本を、あるいはその他の中国をはじめとする国をどういう形で、それぞれ特色ある形にさせるかって事は多分誰も台本を持ってないと。すると、日本においても、白川勝彦さんがいう血を流す革命ではない形で抜本的にその〜、リセットではなくて、まさに再起動するっていうかですね、コンピューターをもう一回再立ち上げすると。リブートするというような事は誰が出来るのか?って事をきっとアメリカも今真剣に見極めようとしてるのかも知れませんね。

有田芳生 そういう意味で、小沢さんの今後の行方と共にですね、今度の選挙でどうしても新党日本大きくしなければいけないと、板橋の地から毎日行動しながら、そのように強い思いを持っているという事を・・・

田中康夫 そうですか。ちょっとでもそのフランスの年金制度をさっそく調べてですね〜、次回にはちょっとまた知ったかぶりではなく言えるようにしておきたいと思います。やられましたね〜今日は。という事で信じられる日本へ進んでまいりましょう。

田中康夫有田芳生:チームニッポン!


ページトップへ



 2009.03.12



ベーシック・インカムの実現を! 出演:田中康夫・有田芳生

田中康夫 新党日本ウェブラジオへようこそお越し下さいました。代表の田中康夫です。

有田芳生 副代表の有田芳生です。

田中康夫 新党日本はですね、ベーシック・インカム。この制度を制度としてではなくですね、みんなの幸せをもたらす為に、導入しよう。これは次期総選挙の“新しい日本宣言”、他党では“マニュフェスト”と呼んでおりますが、この中にも明記する事をすでに決定をしています。

有田芳生 各政党がベーシック・インカムについて知ってるかといえば、知ってるという返事があるんだけども、それを次の総選挙の政策にする所は、新党日本以外にはないっていう。まぁそこが・・・

田中康夫 雑誌でもですね、だいぶ取り上げるようになってきて、実は3月の8日の日にですね、ベーシック・インカムに関して関曠野さんという、在野のですね歴史・経済・社会の研究家の講演会があり、私もここに伺いました。で、大変に「なるほど。」と思ったのは、ベーシック・インカムはですね〜、その配当なんだって言うんですね。で〜、通常私たちは配当と言うとですね〜、何か株の投資をしてですね、儲かったっていう。そういう株とは縁のない人からすると、「何なの?」って感じなんですけど。そのお聞きした時に、やはりこれは新党日本が述べていた、個人や地域の希望を実現するんだと。組合や企業の都合を維持することではないっていう事を申し上げてきましたけども、未来への配当なんですね。配当は今まで自分で知恵を使って、値段が上がりそうな株を買うと、過去に自分が知恵を使った、知恵と言えるかどうかわかりませんが、これへのお駄賃だったんですけど、自分が意欲を持って学んだり働いたり。こうした配当で、彼はまぁ国民配当という言葉を使ったんですが、ある意味ではこれは公共配当、或いは社会配当というような、言い回しができるかな〜?と思って帰ってまいりました。

有田芳生 つまり、ベーシック・インカムってのは、日本語にすると、基本的な所得を保障するという理解で良いんですよね?

田中康夫 で、まぁ所得というとね、どうもやはり私たちは、例えば国民という言葉に、あの〜非常に親近感を持つ人と、いや〜ちょっとという人、あるいは今までベーシック・インカムで、福祉が充実すると言ってたんですけど、私はこの時会場でも発言を求められて、福祉が充実するっていう事に、非常に過度な期待を持つ方がいる。当然なんだけども、一方でそれに過度な嫌悪をする人もいるんじゃないのか。そうするとその〜お寺の僧侶も、教会の神父も、食うや食わずでは隣人愛は説けないと。で、彼らにもお給料が出てるって言うかもしれないけれど、気持ちとして、あるいは物質的にも腹四分目になったら、残りの腹六分の所を、皆の為に、地域の為に。それは愛する自分の家族であったり、自分の為に働こう・学ぼうという意欲を持たせるのが、ベーシック・インカムなんじゃないかと。これが腹六分目になりたい、八分目になりたい、十二分目になりたいっていえば、これはスティンジー(stingy)な人間だ、独占禁止法違反だになりますけども。やはり全くゼロで自分は何も出来ない訳ですから、働くにしても原資がいると。でもその原資を経済って言うような話なんじゃなくて、社会の一員として配当として、あらかじめ皆さんに渡すというのが、ベーシック・インカムなんだと。こういう意味の事を多分関さんは仰ってですね〜、「なるほどな。」って私は思いました。

有田芳生 まぁ私はこの専門家でもなんでもないんだけども、このベーシック・インカムという事を聞いて例えば憲法の25条のですね〜、『すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を権利として求めることができる』という文章がありますよね〜。だからそうなると、理念なんだけども、それを現実化するような政策でもないのかな〜なんていう風に思うのと、もう一つは、昔から家事労働。女の人、主婦がですね家で一生懸命あの〜洗濯とか炊事とかやってる。

田中康夫 あぁ そうですね。

有田芳生 これはお金に直せばいくらなんだ?みたいなことがあったけども、ベーシック・インカムって事が導入されればですね、そういう家事労働に対しても、やっぱりさっきの話じゃないけど、きちんとした報酬なんだという考え方も出来るのかな〜なんていう風に思ったんですけどね。

田中康夫 そうですね。ですから、労働も何か権利を得るための義務なんだとか、致し方ない“身過ぎ世過ぎ”なんだという考え方があるけれども、以前から申し上げてるように、アフリカのマリ共和国のドゴン族はですね〜、お祭りをするという事と、収穫をするというのは同じ単語だと。つまり、働くことは喜びなんだと。やはり人にサービスをする、人に喜んでもらう。それが自分にも戻ってくるマイプレジャー(my pleasure)なんだと。でもそのマイプレジャーを得るためには、やっぱり自分が体を動かすのにはエンジンていうかガソリンがいりますからね、心臓はあってもガソリンであるものの自分が腹四分目になる為のものが、ベーシック・インカムなんだと。と、いう事かな・・・

有田芳生 田中代表がさっき雑談の中でですね言っていた、あの〜電車に乗る時のチケットなんだというのは、良くわかりやすい例だと思うのでちょっと紹介して欲しいんですけど。

田中康夫 これは関さんも仰ってたんですけども、そのお金というのはですね、ある目的地に行く。それは目的地だけじゃなくてですね、自分がこういう事をしたい、こういう物を見たい、そのためのチケットを買う手段なんだと。こういう事を仰ってですね、これはなるほどと。そのお金があればとりあえずは電車に乗れるんですね。乗って自分が行きたいと思う所に行ってその景色が見れたり、人に会えたり、あるいはそこで何かを自分が行う事が出来ると。これはあの〜先ほど私が言った食うや食わずではなくて腹四分目になれるから、僧侶も神父もですね隣人愛を説けるんだという事につながるかな?という気が致しますね。

有田芳生 最後に一つ質問したいんですけども、すぐにこういう議論を現実化出来た時に、財源はどうなるの?っていうような事を言う人がいますけども。

田中康夫 これはあの〜新党日本も現在ですね〜、新党日本の活動に共鳴をしてくださっている方々と一緒に具体的な算出をしていますが、でもまずは有体にに言えばですね、社会福祉に投じている物は、現在80何兆円と90兆円近いと言われている訳ですが、私共の試算の一人5万円、赤ちゃんからおじいちゃんおばあちゃんまで、毎月、年間60万円。これはですね、約70兆円で実現できるんですね。で、その意味で言うと、まずお金の問題としても、切符を買うという事は十分可能だという事が言えると思います。これはより具体的に私たちは示していきますけども。

有田芳生 これを次期総選挙の政策の一つの核として・・・

田中康夫 そうですね。他の政党は関心ないという与党であったり、あるいは“ベーシック・インカム的なもの”という発想。でも、実はですね〜自助努力をしなきゃいけないと言ってる人達がいますが、実はこのベーシック・インカムこそが、自助努力の活力をもたらすものなんですね〜。先ほど言ったように、神父や僧侶が隣人愛を説く。自助努力で説くんですが、その為の腹四分目のですね、一枚のパン、一杯のお粥を得ると。その切符は与えられてるんだという事がベーシック・インカムなのかな?とこのように思います。あの〜新党日本のホームページ、皆さんご存じのように、ベーシック・インカムに関してのですね、具体的な特集の部分も作っています。更に皆さんから意見を頂いてですね、一緒にベーシック・インカム的ではなく、ベーシック・インカムな社会をですね実現をしたいとこのように思っております。ということで

田中康夫有田芳生:チームニッポン!


ページトップへ



 2009.02.19



小沢―クリントン会談を読む 出演:田中康夫・有田芳生

田中康夫 新党日本ウェブラジオへようこそお越し下さいました。代表の田中康夫です。

有田芳生 副代表の有田芳生です。

田中康夫 え〜ヒラリー・クリントン国務長官が日本を訪問しました。有田さんはどのようにお感じになられましたか?

有田芳生 何故日本を最初に選んだかってのが色んな評価が出てますよね〜。日本を通り越して別の国から始めるんじゃないかっていう話もあったんだけども、やはり日米同盟が大事だって事で言えば、そりゃあもう一般論になってしまうんだけども、そこはオバマ政権がアジアをやっぱり大事にするっていう。インドネシアに行き、そして中国との関係大事にするって事なんだけど、田中代表はどう感じ判断されてるんですか?

田中康夫 まぁ皆様ご覧頂いているBS11のですね〜、チームニッポン・プレゼンツの「にっぽんサイコー!」の中でも田中良紹さんに出て頂いて、先週もお話ししたわけですが、あの最初に来たから喜ぶのではなく、もしかしたら最初は前座かもしれない訳ですね〜。え〜で、もちろんインドネシアに行ったのは、実は我々認識してませんが、大変に人口が多くて、インドと並んでこれから勃興してくる国であるし、イスラム教徒の国ですよね。日本同様島国ですけども。インドネシアに行く、或いは中国。それはあの小沢一郎代表が話をした中で、いかに中国というものが、ハードランディングじゃなくて、ソフトランディングに近づける形で、共産主義というものと民主主義というものをですね、実現を、どの様な着地点を作るのかと大事な点です。あるいは各国もそうですね〜。と、そのあとに日本が来る方がむしろ、真打だったのかもしれませんね〜。そうすると、期せずして、小沢一郎氏は、まぁ選挙で忙しいんだと言ってましたけど、全ての正に、首相晩餐会も終わった後に会うというのはですね〜、あの〜中々深い意味があるな〜と思いましたけどもね。ん〜、ただ一つは日本は何かこうヒラリー・クリントン女史が来ると浮かれてですね、学生のタウンミーティングも含めてですね、非常に表層的に見えますけども、従来から日本はアメリカが日本をどう見てるんだろう?と言ってますけども、この点がやはり、小沢一郎氏が、あの〜対談をした後に、産経新聞のウェブあるいは記事に全ての彼の発言が載っていますけれども、やはり同盟、同盟って言うと日本はすぐに軍事同盟という風に考えがちですけど、これはアメリカ無しで日本が行ける訳もありません。もっと言えば、他の国なしでは日本が成り立つわけでもありませんし、アメリカにとっても、正にその、オセアニアの交差点・アジアの交差点・アメリカとの交差点の日本というのは、極東ではなくて、極めて要衝の地である。と、言う事だと思いますね。するとやはり、良い意味での対等であるならば、「日本はこういうことを考えてる。」「こういう事をするんだ。」「これは出来ないんだ。」「その中で君たちは何を望むのだ?」と、言う事をそして、世界戦略はどういう風に同盟として考えるのか?という事で、個別具体的な話をしようと言ったのは、これは私は中々、今までの日本の政治家にない点で、これはやはり、ヒラリー・クリントン女史もですね〜、あの”タフ・ネゴシエーター”だなっていうか、むしろその、哲学や歴史観を持ってるな〜と感じたのではないかっていう気がしますけどね。

有田芳生 今お話を伺ってて、昨年の事なんですがあの〜ジェラルド・カーチスさんのお話を伺った時に、そのよく日本のマスコミ評論家ってのは、共和党政権から民主党政権に変われば、対立政策がどう変わるんだ?というような事を言うけども、まぁ、基本的には変わらないんだってのがカーチスさんの判断だったんですよね。で、とは言えですね〜、最初に来日した意味、等々色々あるとは思うんですが、例えばオバマ大統領というのは、人権重視をずっと打ち出してますよね〜。で、そうすると日米同盟で親しくして、これからも上手くいくんだっていう評価もあるでしょうけども、例えば歴史問題なんかで、かなりの事を日本に今後突きつけてくる可能性もあると考えれば、最初に来たから良いっていう様な話ではないなぁなんていう風に今思ったんですけどね。

田中康夫 ん〜まぁ、ジェラルド・カーチスという人をどのように捉えるかっていう点では、私と有田副代表はあのいささかならず認識が違うのかも知れませんが、逆にいえば、バラク・オバマという人が正にあの、リアルポリティックスを行う、実はステイツマンだという点ですから、その点の認識を持った上で、話をしていこうという事が小沢一郎氏が言ってるので、個別のその歴史観がどうだとか、この事実に関してどうだという○×的な問題をですね、日本の側がむしろですね、なにかその〜踏み絵をさせられるかのように思い込んでいたり、あるいは逆にアメリカに踏み絵をして下さいというのは、これは何も建設的でもなければ創造的でもないという事だと思います。あの〜多少中傷的な言い方になってるかもしれませんが、やはり是非皆さん産経新聞のみがですね、載せたその〜ヒラリー・クリントン女史と対談をした後のですね、小沢一郎氏の発言録全て載ってますから、これをご覧頂ければと思います。最後にマスメディアがそれで「感想はいかがですか?」って言ったら、「感想なんてない。」って言ってるんですけど、これだけ君たちは私が最後に説明をした内容で、何で今また「感想は?」などというですね〜、タウンミーティングの時の東大の学生と同じレベルのとは言ってはいませんが〜、レベルの表層の話をするの?っていう内容で、これは中々ですね、小沢一郎と私が、気脈を通じてるのか通じてないのか色々言う人がいますが、それを超えて、あるいはそれ以前にですね、中々な政治家だなという事は思いますね。ですからその意味で言うとやはり日本は、他の政治家は与野党問わず、単に”おこちゃま”としてすねていたり、”おこちゃま”として単にあの〜浮ついて有頂天になってたりという感じで、初めてチャイルディッシュ(childish)ではない日本の政治家というのが実はいたのか。という事をおそらくヒラリー・クリントン女史が敏感な人ならば感じたのかなっという気はしますね。で、その中でじゃあどうしていくかなので、日本の場合には必ず、その前に、じゃこれはどうする?まさにマニュアル的マニフェストと同じで、これはどうするんですか?○ですか?×ですか?って、テレビの正にワイドショーで、○×の札をですね、クイズ番組も含めて挙げるのと同じ様な形では、同盟などというものは、同盟にすらならないよ。って事を多分小沢一郎が言ったのかな?って気がしますね。

有田芳生 昔編集者をやってた時にですね、例えば座談会をやるじゃないですか。で、例えば、2時間・3時間皆が一生懸命しゃべるわけですよね〜。最後に司会をやってる編集者がですね〜、最後に一言ずつどうぞなんて言うと、あの〜「いや、これまでしゃべってんだから何言ってんだ?」っていう話がありますけどね。確かに今、話聞いてると、まぁそういう事でもあり、またあのやはり小沢さんにとっては、『日本列島改造計画』ですか?あの何年前でしたか?その〜アメリカに対する持論っていうのは、今きっちりもっと政権に近づいてきた段階で語ったという理解で良いんでしょうかね〜?

田中康夫 ん、いや〜あのだから変わらないんだと思うんです。小沢一郎という人が、まぁ話が長くなってしまいますが、小沢一郎っていう人がアマコスト大使と連日会ってる時に私は逆に、反米じゃなく、反米や親米ではなくて、嫌米という好きか嫌い。実はこの嫌米っていうのは嫌いって言ってるんじゃて、諫米っていうかですね〜、諫めてあげたり、助言をしてあげたり、そういう同盟というのが恋人や夫婦なんだったら、やはりその関係でなければいけない日本は相変わらずのそのゼロ・サム理論になってしまっていると。今、小沢一郎はアメリカに対してどうなの?って言われているって言うけど、「私は昔から変わってませんよ。」と、今回言った訳でして、それはアメリカも本来変わってないのに、日本の側が、右往左往してるという事が、アメリカからみると、奇異に見られてたのに、右往左往しない政治家。つまり、肝っ玉の胆力というかですね〜、中川昭一氏も麻生太郎氏も実は胆力がない。小泉純一郎という人は、胆力なのではなくて、その”凄み”というですね、縁日のテキ屋さんの”凄み”はあったけれど、ちょっと異なる胆力で、その意味で言うと、政治屋の胆力ではなく、政治家の胆力というのを多分持っているという事が伝えられたのかな?って気が私はしますけどね。一回の対談で、国家がどうなる訳ではないと思いますが。

有田芳生 まぁ産経新聞のは知らなかったんで、是非読みたいと思いますけどね。

田中康夫 だから、産経新聞と毎日新聞とあと私は東京新聞の”こちら特報部”だけで、新聞はもう良いんじゃないかと申し上げてる点はこの点にある訳でして、最も小沢一郎の発言をきちんと全文載せるべきですね。朝日新聞が載せなくてですね、産経新聞が載せてる。ここにやはりその、ジャズとクラッシックが、毎日新聞と産経新聞が最もそのジャーナリズムというよりも、アーカイブとしてですね、あるいはその報道という事において、実は通底しているという私の理論になるんですが。まぁ話が長くなりました。いずれに致しましてもですね、そのアメリカがどう思っているかなのではなく、そしてアメリカを無視するのでもなく、やはり日本はどうしたいのか?という事をきちんと言える政治をですね、新党日本はですね、国内外を問わず、国内の問題も含めて、皆様にですね更に具体的に提示をしていこうと、このように思っております。と、いうことで

田中康夫有田芳生:チームニッポン!


ページトップへ



 2009.02.05



「ベーシック・インカム」で新しい日本を! 出演:田中康夫・有田芳生

田中康夫 新党日本ウェブラジオへようこそお越し下さいました。代表の田中康夫です。

有田芳生 副代表の有田芳生です。

田中康夫 まぁ、私たちはですね、税金ていうのは入口、つまり収入を得た所で取るか、お金を使う所で取るか、そのどちらかしかないというのが古今東西そうなんですね〜。で、まぁその中で消費税というのが出てきましたが、一方で入口の方は昔から言われる、"九六四(クロヨン)"とかですね、"五十三(ゴトーサン)"。サラリーマンの人は10割捕捉されていて、商工業者がですねえ〜5割くらい、え〜農業者に至っては3割くらいというのが昔から言われてきたことですね。で、こうした中でですね、「ベーシック・インカム」という考え方、これはかなり古くからあったんですが、80年代にドイツを中心としたヨーロッパで出て来た内容です。
  この事はですね、最近になって何人かの学者の人が述べるようになってますが、え〜代表の私、田中康夫はこの事に関してもですね、「ベーシック・インカム」を導入すべきであるという事をですね、すでにチームニッポン・プレゼンツの「にっぽんサイコー!」の中でもですね、経済評論家の山崎元さんと一緒にお話をしています。

有田芳生 日本語に直すと、「所得最低保障制度」っていう言い方で良いんでしょうかね?

田中康夫
 有り体に言うとですね、つまりあの〜、産まれたばっかりの赤ちゃんも、大変にお年を取られた方も、障害のある方も、働いてる人も、働いていない人もですね、次の仕事を探してる人も、基本的な毎月の生活費を誰もに均等に支給しようというのが「ベーシック・インカム」です。『ベーシック=基本の』ですね、『インカム=収入』ですね。簡単に説明をしますと、これはホームページの方のですね、私が書いたところでもご覧を頂きたいと思いますが、一人月5万円ずつ差し上げるとします。すると、年間60万円です。
  お子さんが2人いて奥様もいる方の場合には、4人家族でですね、6×4=240万円と。そしてじゃあ所得に対しては一律30%、まぁこのパーセントは様々な議論があると思いますが、30%の一律の所得税をかけましょう。200万円の収入がある方は、これに2×3が6を引く訳であって、そうすると差し引き380万円の4人家族の収入になるという形なんですね〜。で、これはどういう事かと言うと、日本はどうも”お金のばら撒き”イコールですね、”大きな政府”、 ”古い政党”というイメージがありますが、この形をする事が恣意的な行政を防ごうと言う事になるんですね〜。え〜すなわち例えば、生活保護を受ける方は、この人の収入や車を持ってるのか、クーラーを持ってるのか持ってないのかとかですね、現場の福祉事務所、地方自治体の福祉事務所が様々調べます。こうした部署がいらなくなるという事なんですね。で、裁量行政でまさに鉛筆の先を舐め舐めと言われる行政の恣意的にですね、生活保護がもらえたり、その額が違ったりという事がなくなる。
  もっと言うと、国の場合にも、年金という様な制度、これもまぁ破たんをすると言われているのに、今だに年金をどう再構築するかと言ってますが、基本的に人口が減少する中で、もう無理なのだとするならばですね、一律月5万円ずつを差し上げてけば、帳簿を失くしてしまう様な社会保険庁という巨大な組織がいらなくなるという事です。
  すると、単に職員を減らしてですね、サービスの低下をしようという小さな政府論とは違うですね、効率的な政府論になるという事なんですね〜。で更にはもうひとつ言うと、え〜麻生太郎さんの支持率と同じ加入率でしかない労働組合という様な存在も良い意味でですね、発展的解消していく事になるんじゃないか。これが、ベーシック・インカム論ですので、え〜これはもうすでにデンマークであったりですね、こうしたあの〜北欧の福祉先進国と呼ばれるところでは、中福祉低負担という形の方策としてですね、スウェーデン型とはまた違う形で着目されてるという事かと思いますね。

有田芳生 今あの〜デンマークのお話が出ましたけども、例えばデンマークなんかは年金の基礎年金の部分についてはすべて税金で賄ってるという事は、これは退職した方々がまぁ後の人生をゆっくり過ごすことが出来る為に、仕事の後に出してんだけど、それを前に出そうじゃないかというのがベーシック・インカムの流れだという風に思うんですよね。
  言葉を変えて言えば、市民生活を営む人たちが消費者も含めて私たちが、すべて普通の生活をしていくだけの所得を、政府、国が出す義務があるという考え方だと思うんですよ。それを日本に置き換えて考えてみれば、あの憲法25条のこれはもう有名な話ですけども、全て国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む事が出来る。憲法で書いてる訳だから、最低限度の生活を営むだけの所得を出すのは、これは憲法にも基づいてるという、そういう見方も出来ると思うんですけどね。

田中康夫 そうですね。ですからすなわちその国籍を付与している、認めている訳ですからね。その人たちに対してはですね、老いも若きも、元気な人もですね、今再建中の人も皆そのように出すと。これがあの〜とても効率的な私たちが言ってる社会的公正と社会的自由を同時に達成するという事に繋がるのかなぁという気がします。
  なぜこういうのが出てきたかと言うと、すなわち労働という事はですね、昔はその日本も年功序列、終身雇用だったものが、そうでなくなってきている、”非正規”と呼ばれるような形や、”パートタイム”であったりですね、あるいは”自由業”的なものであったり、労働の形態が様々に変化をしてきてる。あるいは今までは家長と呼ばれる人が収入を得てですね、そして、主婦と呼ばれる専業主婦の方が子育てをするという様な形だった形態が、変わってきている。家族の形も変わってきている訳ですね。
  もっと言えば結婚をしないで一緒に住んでる、共に働いていると言う様な形の人もいる訳ですね。ですから、その労働であったり、家族というものが、変わってきている。もっと言えば、その環境という事もですね、大量生産・大量消費だけではないですね、私たちはまさに”ロハス”という言葉が出てきたようにですね、環境の世紀の中でいかに社会を持続させていくか、という観点も出てきている。
  この3つがそれぞれ従来考えられていた事と変わってきているならば、そこに於いてもですね、今の憲法の基本的なですね、生存権という所に戻って新しい税制が必要じゃないのか。すると結果としてあのサービス・技術ではなく、冒頭に申し上げた様なですね、ほどよい規模の政府、行政組織になっていくんじゃないかという事ですね。新党日本はこの問題に関しては、更に深く検討してですね、私たちのマニフェストの中においてもですね、あの〜大きな柱としてですね、位置付けようという風に現在議論をしているところです。

有田芳生 そうですね。ラディカルという言葉は、どうしても日本だと急進的と捉えられてしまうんだけどもしかし、そもそも物事を根本的に捉えるという事がラディカルですから、新党日本は本当に物事を根本から考えていくという意味での、ラディカルな政党・政策を打ち出していきたいという風に思いますね〜。

田中康夫 はい。まぁ是非その関連するページもご覧頂いて、そしてまた皆さんからもご意見をですね、え〜お寄せ頂きたいと思います。では。

田中康夫有田芳生:チームニッポン!


ページトップへ



 2009.01.29



創造的破壊こそ私たちの政治哲学 出演:田中康夫・有田芳生

田中康夫 新党日本ウェブラジオへようこそお越し下さいました。代表の田中康夫です。

有田芳生 副代表の有田芳生です。

田中康夫 まぁ、日本はジャーナリズム、あるいは国会の議論もですねぇ、何か人を挑発したり揶揄したり、批判したりという形が多いと言われておりますけれども、私たち新党日本は正に、「創造的破壊」これは?

有田芳生 シュンペーターの言葉ですね〜。

田中康夫 あ〜、経済学者のシュンペーター。え〜、創造的破壊同様にですねやはり、創造的提言・創造的実践ということを行いたいと思っております。こうした中、副代表の有田芳生は、東京都第11区・板橋区を選挙区とする場所での立候補予定を表明致しまして、民主党の推薦も受けております。日々正に、創造的実践を板橋区で行っている訳ですが。

有田芳生 ええ。私たちジャーナリズム精神で、日本を鳥の目で見なければいけないと同時に、鳥の目だけではいけなくて、やはり虫の目にもならなければいけないという事で、と言うのが私が常に語っている「とことん現場主義」で、板橋の現場から日本が見えてくるという、まぁ、大変貴重な経験をさせて頂いていると同時に、そこから責任がもの凄く体全体に押し寄せてくる。責任感を感じる日々であります。で、先日も板橋のある地域を歩いておりましたら、あるおばあさんが声を掛けてくださって、「有田さん最近テレビで見ないね。こういう所にいたんですか。」という様な話から始まりまして、こう嘆かれるんですよね。「私は80過ぎたんだけども、こんな大変な思いをするとは思わなかった。人生二度目だ。」って言うんですよ。で、一度目は女子挺身隊に入って戦争で大変な思いをした。

田中康夫 あぁ、戦争中ね。

有田芳生 そしてまぁそれから一生懸命生きてきたけれども、75歳を過ぎ、80を今過ぎてるんだけども、後期高齢者医療制度なんてとんでもないものが出来ちゃって、何が後期高齢者だ?という怒りと共にですね、介護保険料を二ヶ月に1回ですけど、18.000円払ってる。後期高齢者医療制度で、年金から17.400円取られてしまってる。飲まず食わずの生活だ。で、こんな事じゃもう暮していけないって事で区役所に行って、この後期高齢者医療制度の17.400円だけなんとかしてくれって言っても、冷たく「いや、これは国が決めた事ですから。」という事を言われたと。で、「私はどうすればいいんですか?」という事と同時にあの「政治を必ず変えて下さい。」っていう風に言われたんですよね。だから本当にそういう人々の想いが満ち満ちてる板橋であり、日本なんだなという風に感じてるんですけどね〜。

田中康夫
 正に、その虫の目として見た板橋の事はですね、鳥の目として見た、見るそれは単に俯瞰する傍観者じゃなくですね、日本全体だろうと思いますね。まぁあの新党日本は、先日私共がまぁ新党日本が、というより、チームニッポンが提供している、『にっぽんサイコー!』という中で、山崎元さんという経済評論家にご出演を頂きました。アーカイブの方でご覧頂けますが、彼とともに、これは元々ドイツ系の学者の方が言う様になったんですけど、「ベーシック・インカム」これはあの〜例えばですね〜、通常生活保護を貰っている。すると周りの人は「あいつは生活保護貰っているのになんだよ〜、のらりくらりとしてるのか」とか言う目をどうしても持ちがちであったり、あるいは生活保護の今のお話でも、役所の人が裁量行政の様に決めていて、結果としてそういう役所の人の人数を増やさなきゃいけないとなると、また大きな政府になってっちゃうと。効率の良い政府にしようじゃないかという事でですね、例えばの話、一人小さなお子さんも、おじいちゃんおばあちゃんもですね、働いてる・働いていないに関係なく毎月5万円。年間え〜60万円ですね。これを国がきちんと支給をすると。そしてですね、年収200万円までは、これはえ〜源泉徴収が無税であると。そしてそれを超えたならば、30%。まぁその他の方法もあると思うんですけども。消費税の議論だけをしてんじゃなくて、そういう形をとったらどうだろうか。と、言うのが「ベーシック・インカム」なんですね〜。すると家族が4人いて、お子さんが2人奥様とご主人だとすると、4人で月に20万円ですから240万円。プラス仮に200万円までの収入がある方、440万円4人の家族であるならばですね、これはまぁそれなりの生活が出来る訳ですね。そしてそれ以上は30%の税率と。「なんだよ大きな政府か」と勘違いされる方がいるかもしれませんが、山崎さんも仰ってるんですが、これこそが逆に裁量行政の役所の職員を削減する事が出来るんだと。そしてもっと言えばですね〜、麻生太郎さんの支持率同様に18%の加入率でしかない労働組合というものが、真の労働者の為でなく18%の人の為、あるいは役員の為に働いているんだったら、こうしたところもですね、良い意味で変容させていく事になると仰ってますね〜。

有田芳生 そういうことになると、例えばあの〜社会保障と税制を一体化するという様な方向になっていくという事ですよね。

田中康夫 そうですね。

有田芳生 で、そうすると、大きなヴィジョンで見ると、例えば厚生労働省と財務省一本化して、そこで人員削減もできるという様な方向性が出てくるんじゃないでしょうかね〜。

田中康夫 ですからまぁ、人員削減ありきという事なのではなくてですね、具体的には個々の現場の職員の人は本当にその生活保護の人をどう判断しようかというような事でですね〜、時には罵詈雑言を浴びせられですね、時には上意下達の書類がですね国からやってきて苦悩されてると。で、そうした部署というものが良い意味で解消していくという事なんですね。で、まぁこれに関してはですね、更に新党日本では、マニュフェストの上でもですね、明確なヴィジョンを建てていこうという風に思っていますが。ま〜この所ね新自由主義経済は、私はお先棒担いでおかしかったと言ってる中谷巌さんの様な人が出てきたり、ただ中谷さんもですね、消費税を40%にすれば良いってような言い方になってますけども、まさに、相変わらず反省をしない竹中平蔵さんと、反省をした中谷巌さんと、そうではない第三の道としてこの「ベーシック・インカム」を組み合わせて行くとですね、まさに新党日本が述べてる、社会的公正と経済的自由を同時に達成し、混迷する日本に再びダイナミズム・躍動感を取り戻すと。いう事へとですね、着実に近づけるのではないかな?と思ってはおります。

有田芳生 まぁそういう事を含めて、板橋を歩いていて、おじいちゃんおばあちゃん達のお話を伺ってると、今のベーシック・インカムをどう政策化するという事もとても大きな・大事な課題だと思うんですが、同時に憲法があって教育基本法がおかしくなっちゃったけども、あの社会保障基本法というものが日本にも必要なんじゃないかと思うんですよね〜。

田中康夫 確かにそうですね〜。

有田芳生 まぁそういったものも日本の背骨として、社会保障これからどうするかという意味で、まぁそういう制定が出来ないかという様な事も、これから考えていかなきゃいけないなと思います。

田中康夫 これはあの〜大変な有田さんの提言であろうと思います。で、同時に日本の場合ね、憲法も教育基本法もナントカ基本法もこれ形骸化してっちゃって、またあの作ってると男女共同作業参画法なんてのが条例とかが、各都道府県で出来ましたけども、作るだけで満足しちゃってるという形がありますから。

有田芳生 そうそう。

田中康夫 今仰った事はですね〜、薬害肝炎の問題同様に、社会保障の基本法を作る事が目的ではなく、そこによって意識変革とですね、実践を変えてくというこうした観点でですね、まさに創造的実践・創造的提言・創造的思考を新党日本、皆さんと一緒にこれからも行いたいと思います。是非みなさんからもですね、「こういった事もっと考えようよ」というのがありましたらお寄せを頂きたいと思います。では

田中康夫有田芳生:チームニッポン!


ページトップへ



 2009.01.22



新党日本―創造的政策の秘密 出演:田中康夫・有田芳生

田中康夫 新党日本ウェブラジオへようこそお越し下さいました。代表の田中康夫です。

有田芳生 副代表の有田芳生です。

田中康夫 44人目のアメリカ合衆国の大統領という風にバラク・オバマさんが仰いましたけども、実は大昔にあの二期連続とかではなくて、一回やって、まただいぶ間が空いて大統領をやった人がいるので、正確には43人目なんだという風にですねぇトリビアンな話に出たそうですが。

有田芳生 ははぁ そうですか。

田中康夫 しかし、まぁ日本時間では深夜だったにも関わらずですね、NHKの視聴率は5.何%というような具合だったそうですけれどもね。

有田芳生 恐らく日本人にとっては今の日本の閉塞した政治経済状況の下で、あの日本のトップリーダーと言われてる人たちに対する幻滅が広がってる訳ですよね。で、広がってる海の向こうを見ればなんか颯爽となんかやってくれそうな人が出てきたぞと。非常に悲しい事なんだけども、日本に希望が見えないものを、なんかアメリカの47歳の大統領に見出してるってとこは、やはり日本に大きな問題があるんだということを視聴率なんかを含めて、日本での巷の会話なんかを聞いてると感じてしまうんですけどね〜。

田中康夫 まぁでも別にオバマ氏が出てきたから日本の経済も良くなるなんてのはこれは他人頼みですしね、ありえない。現実にニューヨークの株式市場は下落をしてる訳ですから。やはり彼の演説、まぁ皆さん大変に褒められるけれども、しかし200万人の前だから、あるいは今までの挑戦者ということであって、実際に執行していく人間になったから、言葉が慎重になったのかもしれませんけど、待ったなしの課題はたくさんある訳でありまして、しかも一朝一夕に世の中が突如変わるオバママジックがある訳でもないと。カルロス・ゴーンマジックなどと言われたのは、実は竹中平蔵マジックと同じようにですね、羊頭狗肉な実態のなかったっていうことまでバレてしまった時にですね、やはり彼のいささかな緊張ぶりというのはそこにも現れているかな?っと思いますし、もっと言えば日本も正にオバマ氏になったから日本もお零れを預かれるんじゃないか。などと思ってるようではですね、政治もあるいは経済もあるいはもっと言えば、我々暮らしている国民もですね浮かばれはしないという気がしますね。

有田芳生 よくあの〜テレビなんかでオバマ演説のリズムとメロディとがですね、声の良さみたいなことが言われるんだけども、しかしあの〜翻ってみれば例えば日本でも、これは身内だからってんではなく客観的事実としてですねぇ、オバマ大統領がグリーンニューディールって事を言ってますけども、あの〜なんか代表が知事の時、もっと昔に言ってますよね(笑)

田中康夫 私は「脱ダム」宣言を出した時に、これはダムを作る・作らないの公共事業撲滅なんじゃないと。この原点は森林を整備して、良い空気と良いお水を創り出して、良い農業をする事だっつって、「緑のニューディール」って言ったんですけどね。当時これは県議会の人達は「緑のニューディール、そんなもので雇用が生まれるか〜!」って、笑ったんですけども、なんとこの間、公明党の斎藤鉄夫環境大臣が国会で、これからは日本版グリーンニューディールで220万人の雇用を創出すると仰ったので、なんか片腹痛い気がしますね〜。

有田芳生 2001年でしたっけ?

田中康夫 2001年ですねぇ。

有田芳生 提案したのは8年も前ですよね〜。

田中康夫 ちょうどその100年前というのは、田中正造がですね足尾の公害の中でですね、天皇にですね直訴をして、「森林を、川を守ろう、育もう」と言ったわけですねぇ。

有田芳生 だからそういう政策提言という所で考えてみますとね、東京の板橋で毎日人々に語りかけていく中で、これまでどうしてもやり方として、今の政治の酷さっていうことを、前のめりに語ってしまう所があったんだけども、それに対して田中康夫という政治家がこれまでいつも言ってたのは、批判を、糾弾をするんじゃなくて、やっぱりもっと前向きな提言をしなければいけないっていうのは、やっぱり現場にいてあの〜実感として分かってきた、それはどうしても聞いてる方の立場、有権者の方々からすれば、「なぁんだまた文句ばっかり言ってるな〜」って事になってしまっちゃいけないんですよね。もっとやっぱり希望が必要な時に、やはりあの〜どこの政党の支持者であろうが、この政治を変える為に、こういう希望の政策でもって頑張っていこうじゃないの。政党支持関係ないんだと、この板橋から日本の政治を変えていこうって事になった時に、人の批判じゃなくて、やはり森林ニューディール、今我々が言ってる”三業革命”、 三業ニューディール・・・

田中康夫 そうですね。農業・林業・漁業、この3つの新しい産業革命。

有田芳生 だからそこから恐らく希望ってのが広がっていくんだなっていう風に最近分かり始めたんですけどね。

田中康夫 そうですねぇ。ですからその〜落胆する必要ありませんし、あるいは愚痴を言っているだけではいけません。かと言って、今の麻生太郎さんのようにですね、「大丈夫だ〜、日本はやってけるぜ〜」って言われてもなんか彼が言ってるのを皆さんが、「元気を出そう」と言われてるのに、「君に言われても元気が出ないよ」と。実態ないじゃんって話ですね。やはりバラク・オバマにあるとするならばですね、これから大変な困難が待ち受けてると。彼自身も言ってますけど。やはり具体性のある、実効性のある、あるいは実績性のある物を示す。ま、その意味で新党日本は、あの〜幸いに6年間長野県でですね、行政をさせて頂くという中で単に借金を減らすだけでなくですね、今各国、あるいは日本の政府も遅ればせながら入れてるような内容をですね、え〜、いち早く行わせて頂いたと。それをやはりもっとリーダーが変わる事に依って、あるいは政権が変わる事に依ってですね、変わっていく。あの〜今の野党の方々も何でこんな沖縄の泡瀬干潟、今後これはBS11の『にっぽんサイコー!』でもですね、そこで、「おかしいね。おかしいだけじゃなくてこういう風にしようよ。」と、仰ってるですね、水野さんていう方に登場して頂きますけれども。やはりあの、単に現場の職員をですね、糾弾をしていっても、職員はそれは大変失礼ですけど、歯車の一つなんですよね。会社だって苦情が来たときに対応する人は、その人がそういう苦情が出るような会社の施策をした訳じゃなくて、やはりそれは社長であったりですね、役員という人たちが決めてきてる事ですからね。何で、那覇地方裁判所で公金支出が差し止めというのが出ても続行する事を認めたのかと。それは役人を糾弾するんじゃなくてですね、やはりその担当大臣であったり副大臣、もっと言えば内閣。そういう風にいかないとですね、野党も文句言ってるだけ、となると、政権担当能力本当にあるの?政権期待度になるの?と言う気がしますね。

有田芳生 だから政治の分野でも田中代表がいつも言ってる発想の転換てのはやっぱり必要であって、大恐慌の時にあの〜、ケインズ政策でね〜、皆さんご承知のように減税と公共事業だったんだけども、古いケインズじゃなくて新しいケインズってのはやはり必要であって、それが”投資の社会化”と言われるもんであるならば、それはやっぱり医療や福祉であり、私たちが常に言っている新しい産業構造をつくるという。そういう指針でね、頑張っていきたいですね。

田中康夫 まぁ、あの〜新党日本のホームページをですね、隈なく見て頂くとこうした内容が様々なとこに載っていると思います。もちろん「これどうして早く纏めないんだよ」って言うかもしれませんが、これはやはりその、いつ来るのかわからない選挙の時にですね、きちんと”新しい日本宣言”の次なる総選挙ヴァージョンとしてですね、発表する訳でございまして、なにしろねぇ、「学校の耐震化構造を2兆円でやるべきだ!」と、いち早く新党日本が言ってたらですね、他の政党や与党に至るまで言うようになってきちゃったり、あるいは私共、副代表も含めてですねぇ、75歳以上の高齢者の医療費がこれで無料化出来るよと言ったら、これに似たような事を言う様になってきてるので、新党日本はですね、アイディアマンでございますけども、アイディアを全部、あまりに羅列して機微理路整然と書いてしまいますとですね〜、他に持ってかれてしまうと。

有田芳生 へへへ(笑)

田中康夫 著作権が音楽と違ってないとこがございますので、是非この新党日本、様々なページをこまめにご覧頂くとですね、私達がですね、来たる総選挙に於いてはですね、きちんとボーンっと出そうと言うものの中ですね、輪郭だけでなく見えて頂けるかと思います。

有田芳生 年金通帳だってね、我々が一番最初に提案したんですからね。

田中康夫 そうですね〜。ちょっと早すぎるんですかねぇ。でもそれがやはりジャーナリスト精神ですし、ジャーナリストであるだけでなく、それを実行に移していくと。いう事が新党日本であります。と、いうことで

田中康夫有田芳生:チームニッポン!


ページトップへ



 2009.01.15



麻生政権と労組の支持率"相似形" 出演:田中康夫・有田芳生

田中康夫 新党日本ウェブラジオへようこそお越し下さいました。代表の田中康夫です。

有田芳生 副代表の有田芳生です。

田中康夫
 え〜、2009年になりまして、変わらずですねぇ空気、漢字、景気そして解散、雇用すべてを読もうとしない、読めないという政治が続いておりますが、こうした中、新党日本はですね、新年に皆様ホームページ上でもご覧頂けますが、新しいパンフレット、有田芳生のパンフレット。また新党日本代表田中康夫としてのパンフレットも作ってですね、日々活動させて頂いております。え〜11区東京板橋ではですねぇ、有田芳生が日々精力的に皆様のお家を一軒一軒回らせて頂いておりますが、私も先週末は、京都・大阪・神戸3連休の時にですね、回らせて頂いて。やはり多くの方々から、不思議ですね〜つまり政治を逆転して欲しいと言いながら、読売新聞の調査では、特定の支持政党がないという方がやはり4割近い、30%後半いる訳ですね〜。やはりこうした方々がですね、新党日本はしがらみ馴れ合いがないという事でですね、ご期待を頂ける。それを実績にしたいと、この様に思っております。

有田芳生 私も東京11区で、朝夕と有権者の皆さんと触れ合ってるんですが、その配ってるリーフレットってのは表紙って言っていいのか、あの有田芳生のリーフレット、「有田芳生と一緒に日本を変えよう」っていう事。で、それを配っていて、多くの方々がそれを手に取ると、その〜表紙を開けるんですよね。そうすると、田中代表の顔が出ている、選挙に行こうよという小さなパンフレットが出てきて、この事がものすごく大事な事だという風に思うんですよね。これまでも政治についての不満がある、もうどうしようもないっていう方がいらっしゃったけども、やっぱり日本の民主主義の下では選挙で一票を行使するしかない訳ですから、そういう大事なものであるという事をやはり、若い人含めて広げていかなければいけないと思うんですよね。で、2年前の参議院選挙に出た時、全国を歩いたときに、小さな飲食店なんかでも「安倍ちゃん安倍ちゃん」なんて話をやっているから、何を言ってるのかなと思ったら、あの〜年金問題での安倍元首相についての、あの〜色々な評価を国民の皆さんが仰ってたんだけども、その時に比べて今のほうが、麻生さんの事について語る人達が、ずぅ〜っと広がってるという実感があるんですよね。ただし、それが本当にこの政治を変えなければいけないって事になると、やはり政治に関心を持ち、やはり投票所に行き、選挙というものをやはり自分の中でもう一度考え直さなければいけない、そういう大事なシステムだと思うんですよね。その事を私は本当に、東京11区という板橋なんだけども、毎日毎日一人でも二人でも多くの方々に会うことによって、会話をしながらも、やはりあの〜一票一票が主権者としての日本を変える力なんだっていう事を伝えてるんですけども、やはりその事も恐らく、多くの方が集まってくる、京都や大阪や神戸での田中代表の周りに集まってきた方々も、そういう気持ちがどうなんでしょうか?広がってる感じなんですかね〜?

田中康夫 あの〜まぁ、非常に分かりやすく皆さんに改めてお話をすると、麻生太郎内閣の支持率が18%だと。だからこれは国民の5人に1人も支持をしていないので、信任されてないと言われております。他方で野党、しかしこの野党を支えている労働組合と。新党日本は労働組合とは直接関係ございませんが、この労働組合ってのは働いてる人の中で、労働組合に加盟をしてる人も奇しくも18%なんですよね。すると、じゃあ労働者、つまり働く人、同時にこの人達は生きている人ですし、またそこにご家族もいて消費者でもあるんですが、消費者に立脚している、働いている人に立脚をしているという風に述べている政党もですね、実は本当は18%の支持母体によって動かされている。すると、日本の政治も18%の支持母体によって動かされてると。じゃあ残りの80%の人は世の中を考えてるのに、その人達の願ってる事はなかなか実現出来てないんじゃないか?という事ですね〜。え〜新党日本はですね、その意味においては組織がないという点が逆に言えば、そうした80%の方々の、大変思い上がった言い方かも知れませんが、この方々の悲しみや憤りを喜びや希望に変えるという事を最も実現できる立場にあるし、またそれを虚心坦懐に行わなくちゃいけないなという気がしますねぇ。

有田芳生 あの〜、麻生太郎さんの気持ちを色々考える人なんかは、不支持率が高まってるほうがものすごく気にしているっていう言い方する人がいるんですよね。確かに世論調査では、70%以上の人が麻生内閣を支持しないっていう事。で、それはあの私は東京11区板橋を歩いていても、これまではやっぱりどうしてもあの〜皆さんとお話をするのに、一軒一軒ピンポーンとやってですね、お話をさせて頂くときに、自民党とか公明党とかいわゆる政府与党のポスターがある所躊躇して、ここ行ってもしょうがないよ、なんて思ってたんですけども、そうではなくてやはり、そういう方々とお話をしてもこれ流動化してるっていうのか、液状化っていうのか、あの〜これまでの既成の考えで皆さんと話してはいけないと思ったんですよ。だからそういう事で、あの〜やはり田中代表共々、有田芳生はですね〜、あの〜本当に皆様の目線、対等の立場でこの日本を変える為に、努力をしていくという事を、まぁ東京11区なんですけどね、そこで努力をしていく。で、その事がより広く全国にも広がっていく力になればなぁという風に日々思ってるんですけども。

田中康夫 はい。という事でですね、え〜改めてまさに代々木ゼミナールの「日々之決戦、親身の指導」と、私達の身勝手ではなくですね、やはり消費者、え〜働いてる人そういう人達の願いに立脚した新党日本今年もですね奮迅をして参りますのでどうぞよろしく。

有田芳生 はい

田中康夫 また、お気づきの事があればですね、なんなりとお申し付けを頂きたいと、このように思っております。ということで

田中康夫有田芳生:チームニッポン!


ページトップへ



 2009.01.08



新党日本かく闘わん 出演:田中康夫・有田芳生

田中康夫 2009年最初の新党日本ウェブラジオです。こんにちは。新党日本代表、田中康夫です。

有田芳生 副代表の有田芳生です。

田中康夫 ま、年が明けたとはいってもですね、年末年始、これは知事時代も常に申し上げてたんですが、その瞬間も病院で働いてらっしゃったり、老人施設で働いてらっしゃったり、あるいはお家でご家族のお世話をしてる方もいる訳ですから、年が明けたから急に世の中が変わる訳でもなければですね、え〜しかし常に前を向いて私達は向上しなくてはなりません。ということで、今年の新党日本はまず幾つかございますけれども、東京のオリンピック、これをですね国会で決議しようとしてます。どういう決議かというとですね、すでにこの仮に開催される、この招致の費用も、東京や国がですね幾つかお金を出しますし、選手の強化合宿と称して、ここに文部科学省がお金を出しますが、さらにその民間の活力も入れて開催をした場合でも赤字になった場合には、国がその分は補償をするという決議をしようとしてるんですね〜。え〜新党日本はこれは1964年の東京オリンピックの時には、例えばこの事によって下水道の整備が行われるといったですね、経世済民的な部分がありましたが、今回の東京オリンピックというものはですね〜、そのオリンピックに名を借りたですねぇ極めて古い20世紀型の乱開発ではないかと。ましてやそこで赤字が出ても、国が補償するという事はモラルハザードだという事で、反対をしていこうと思います。

有田芳生 1964年のオリンピックの時には私も中学生で、本当に希望に満ちた新しい日本が始まるんだな〜というふうに思いましたが、同時にあの〜下水道も含めて公共事業で新しい日本の姿がそこで出て行ったんだけども、だけど日本の歴史で埋もれてしまってるのは、その時の公共事業などを通じて、非常に下請け、孫請けの人達何百人も、あの〜犠牲になっているっていうことは歴史にあまり明らかになってない事で、そういうことを含めると表の華やかさと共に、裏のそういう問題点てのはあったっていう所もやはり見なければいけないなという風に思ってるんですけどね。

田中康夫 まぁその他ですねぇ、新党日本はご存知の様に、年末年始その雇用の問題という事が大きく話されています。え〜湯浅誠(脚注:派遣村村長)さんのですね、その目指すべき思い、あるいは行動力というものが、新党日本は高く評価する訳ですが、他方において、やはりこれはじゃあ国がやれば良いのか。あるいは企業がやれば良いのか。と、いうだけではなく、実際には麻生太郎さんの支持率と同程度の組織率でしかない労動組合というものが労働者の代表であるかのように、装われてますけども、実は8割の人が労働組合にも入ってらっしゃらない。これは正社員、非正社員てな言葉を超えてですね、非常にか弱い存在である、やはりその人達の為に、ナショナルセンターを述べるですねぇ、労働組合ってものも変わってかなきゃいけないんじゃないか。で、新党日本は皆さんご存知の様に、年末年始まだ募集をしておりますが、緊急雇用応援プログラムという形で、新党日本の各地での活動をですね、実際に一緒に行って頂く方々をスタッフとして募集をするという形をしてます。やはり政党もあるいは労働組合も、自分の建物を解放する。あるいはそこで雇用を創出する、その中で企業も政府も一緒に考えようという形が今後の展開として望まれるなって思ってます。

有田芳生 あの、湯浅誠さんは本当にあの、1995年から自らのボランティアで、今まで熱心に地道に、そういう困っている人達と対等の視線でずぅ〜っとやってらっしゃる。ですから今回の彼らの行動についても、本来そういう基盤があるはずだと思うんですよね。

田中康夫 うんうん。

有田芳生 ところが、田中代表がいつも主張をしている、我々の主張でもあるんだけども、やはりじゃあ、そこに来ている労働組合の方々が組織としてじゃあ何をやってるのかと。国に対する要求は当然にしても、じゃあ自分達が何が出来るんだという所で、何かすっぽり欠け落ちてしまってるという風に思うんですよね。ただそこの所をやはり埋めていかない限り、本当に派遣労働者、それから失業労働者なども含めて、その人達の現実を打開する、広がりを持つかという所で、やはりあの一歩ひいて見てしまってる人達が一方で出てきてしまってるって言うのは、湯浅誠さんや、あるいは宇都宮健児弁護士達の様に、本当にこの問題を地道にやってきた人にとって、あの〜多くの課題を一方で投げかけてしまってるという現実だと思うんですけどね。

田中康夫 まぁ、あの〜まさにジョージ・オーウェルという人が、動物農場という作品を1984だけでなく書いていて、この動物農場のアニメーションてものが、おそらく今月半ばまで渋谷のですねぇ、とても小さな“シネマ・アンジェリカ”って映画館で、イギリスが戦後に出来たこのアニメーションを流してますけど、常に純粋な思い、良い社会にしようと思う人がいても、結果としてですね、その同じ事を言いながら、現状維持、勢力拡大という人の為でなく、自分の為になってく人達によって常に駆逐されてく歴史ていうのがあるかと思います。まぁもう一点、私達は裁判員制度というものに関しても、これはまさに国籍法の改正同様にですね、イデオロギーを超えて、え〜従来のまぁ保守系と呼ばれてる論壇士においても、革新系といわれてる論壇士においても、果たしてこれはいいのかという事をですね、イデオロギーを超えて多くの方が疑問を呈している。そして国民の多くの方々がですね、この裁判員制度というのは一体なんだ?と思ってらっしゃいます。これも私共新党日本は、予てから裁判員制度の延期という事、そして見直しという事を言ってきました。年が明けてですね、さも自分達も言い出したかのような政党がいくつか現れる兆候にありますが、私達は常に新党日本の為ではなくですね、まさにまだ見ぬこの日本に暮らすですね、多くの方々の為にですね、この裁判員制度に関してもですね、延期、及び見直しという事を今年も述べてまいりたいと思ってます。

有田芳生 2月のはじめに、あの〜第二東京弁護士会の会長選挙があるんですけども、そこでもその〜裁判員制度が焦点にはなってるんですが、驚いた事にですねぇ、若い放送関係者、弁護士も含めてですけども、あまり関心がないって言うんですよね。で、そういう世論調査の結果が出てまして、国民のほうはその裁判員になれって一方的に送られてきて、こんなの出来ないよって。

田中康夫 10万人近い方々が送り返しているという事は“したくない”という意思表示ですね。

有田芳生 困っているにも関わっているにも関わらず、放送の現場でそういう現実が特に若い人達の中であるってのはね、やはり大きな問題ですね。

田中康夫 これはやはりですね〜、厚生労働省の人が厚生労働を良くしたい為に入ったはずなのに、あるいは都道府県市区町村のですね、そうした福祉担当者というものも机上の論理だけであって、なるべくですね、人間の多感な感情を出さないようにしているって所がある気がするんですね。やはりこれは、プロと称する人達が、本来職人て物はですね、一角のものであって多くの人から尊敬されるだけの叡智というものをですね、出してたはずが、プロといわれる人達が極めて退化をしてきてると。プロと呼ばれる人達が、まさに感覚を敢えて研ぎ澄まさないようにしている事の象徴かな?という気もしますね。

有田芳生 さっきの派遣村にしてもそうですけど、やはりあの〜プロって言われる人達が、自分の足元が見えていないっていう現実ってのはあの〜本当に広がっているんだなぁという事を考えると、これからの日本、特に2009年の日本がどうなるのかという時に、まぁあの大きな課題をそこにも見出さなきゃいけないなという風に思いましたけど。

田中康夫 まぁ新党日本は皆さんもご存知の様に、脱ダム宣言は脱ムダ宣言という事を言っています。これは私達はですね、決して重箱の隅をつついていこうって事じゃなくて、大きく発想を変えていく。そして一回始めた事も至らなさを改むるに如くはなし。この事が裁判員制度あるいは国籍法の問題だけでなくですね、東京オリンピックに関しても、更には定額給付金、更には様々な国の事業、この事に関しても、おかしい事を一緒に変えていく。この心意気でですね、今年も副代表有田芳生共々ですね、私代表の田中康夫も皆さんと共に邁進をしたいと思います。是非とも今年も新党日本を宜しくお願いを申し上げます。では

田中康夫有田芳生:チームニッポン!


ページトップへ



 2009.01.01



「金融関連法案への新党日本の見解」 出演:田中康夫・有田芳生

田中康夫 新党日本ウェブラジオへようこそお越し下さいました。代表の田中康夫です。

有田芳生 副代表の有田芳生です。

田中康夫 通常はですね、「2009年明けましておめでとうございます」などと述べるのでありましょうが、この明けましてなどという言葉がですね〜、とてももう口にするのも憚られる様なですね、状況になっています。なにしろ日本のですね〜、え〜貿易黒字が毎月1兆円づつ無くなってますから、1年間で12兆円という具合でございまして、2兆円のですね大盤振る舞いなのか、広く薄くのですね定額給付金などというものでは到底ですね、太刀打ち出来ない様な、”みぞうう〜”だか”みぞゆゆ〜”(未曾有)な状況であります。この中で新党日本は、昨年末も申し上げましたように、2つの質問主意書、後期高齢者の医療費の負担というのを無料にできる。そしてですね、森林ニューディールによって、農業・林業・漁業、新産業革命を行おうという質問主意書を出しました。

有田芳生 もともと医療費の老人医療無料化ってのは、1969年に東京都と秋田県が始めて、「お、これは素晴らしいことだ」っていう事で、1972年昭和47年に殆どの都道府県で老人医療無料化になったんですよね。ところが、色んな口実がつけられて、それが崩されていった。

田中康夫 無料になると皆がいっぱい使ってしまうというような話ですね〜。

有田芳生 ええ。ところが、窓口の負担が医療費の中に占める割合ってのはそう多くはないって事は、数字を見れば明らかな事であって、やはりこれまで日本を支えてきた方々が、お年寄りになってからなんで自分達だけはは囲い込まれるのか?っていう様な後期高齢者医療制度についての不満てのが非常に広がってる時に、やはりこの日本がお年寄り達を大切にする政治を行うって事はとても大事だと思うんですよ。と、いう意味で、田中代表が出された、この”高齢者の医療費負担無料化等に関する質問主意書”に、政府がどう答えてくるかってのは、とても関心を持ってるんですけどね〜。

田中康夫
 ま、あの〜「年寄りだけを大事にするのか?俺達はどうなんだ?」と、満員電車に揺られてる俺たち働き蜂はと。あるいは仕事が欲しくてもない我々はと、就職も決まらない我々はというご意見もあるかもしれません。で、私共、新党日本は極めてシンプルな考え方で、内需を拡大をするという事は、鐘や太鼓を叩く事ではなくて、え〜多くの方々が将来に対する人生設計のですね、不安や不満を解消する事です。ですから75歳以上の方の医療費が無料になるという事は、幾許かタンスの中に残ってるお金をですね、温泉旅行に使えたり、お孫さんのおもちゃを買う事に使える。これが結果としてですね、私達の内需拡大になりですね、雇用の安定化になるという事なんですね。え〜新党日本はですね、昨年末から私共の新党日本のですね、緊急雇用応援プログラムという事を始めました。これは新党日本のヘッドオフィス、平河町にございます。また新党日本東京都第一支部、これは板橋区にございます。そしてえ〜東京総支部また神奈川の第一支部というものもございます。こうした所でですね、今までの派遣社員、あるいは派遣雇用、あるいは請負雇用という形で働かれていた方々の雇用が断ち切られた方。あるいはですね、就職というものが採用が内定をしていたにも関わらずこれが打ち切られた方、こうした方々を対象にですね、私達新党日本がですね、緊急雇用応援プログラムを立ち上げました。新党日本で皆さんが一緒に働いて下さるという形であります。

有田芳生 まぁ若い人たちで能力はあるのに一方的な形で仕事がなくなるっていう、とても日本全体の宝がやはり損なわれてしまっている現状の元で、そういう人たちと共に一緒に応援プログラムで、新しい日本を夢見て行くってのもとても良い事だな〜と思うんですけどね〜。

田中康夫 あの〜共同通信の調査によればですね、トヨタ自動車、あるいはキャノンといった日本を代表する大手の製造企業ですね、この16社に関して見てみますとですね〜、2002年のですね、なんと倍のですね、34兆円にのぼるですね、内部留保があると。内部留保というのは、いわゆるその利益の中からですね、え〜株主への配当、これは資本家がありですね、経営者があり、労働者がいるという形ですから、この内部留保というものが倍増していると。しかし他方でこの16社に限っても、去年の4月以降ですね、4万人のですね雇用削減という事が行われてるんですね。ではじゃあ逆に労働組合という側は本当にそういう人達を助けてくれてるのかというと、皆さんご存知の様に労働組合に加入をしている働いてる人というのは今やわずか18%です。にも拘らずですね〜、連合と呼ばれるところはですね、逆に今年の春に向けてですね、賃上げを獲得しようというのを第一目標に掲げているんですね。つまり、たった18%の囲い込まれた・守られた人達の賃上げを述べてますけども、これこそが大きな間違いであって、残りの82%の人達の事はどう考えてるのか。こうやって考えると今までは”労使対立”、”労使対決”と呼ばれていましたが、実は私達の社会の中にはですね、守られた18%、いやこの中にも疲弊してる方はいますが、守られた18%の人をですね率いている労働貴族と呼ばれる労働組合幹部と、え〜その先程言った内部留保が倍増したにも関わらず、4万人も雇用削減してるですね、トヨタ自動車やキャノンを初めとする大手16社、という様な経営者。それと組織化されていないけども真面目に生きている人達、労働者、労働する人とのですね”労労対決”になってるのではないかという気がしますね〜。

有田芳生 まぁ、そういう中で、あのキャノン等の中から非正規労働者が新たに組合なんかを作る形で、やはり雇用のこう・・・撤廃ですよね。とにかく首切りを撤廃させるような動きが出てきてるって事は、やはりあの〜これまで守られた組合ではなくて、やはり自分達の生活の現場からやはり変えていく力が出てきた。だからそれは田中代表がよく言っている、チェ・ゲバラも坂本龍馬も、本当に愛する人達の為に努力をした、まぁそういう人達がいたんだけども、そういう無名であっても新しい動きが出てきている事は、とてもあの〜新しい2009年厳しいんだけども、やはり大きな政治を変えていく芽が出始めてるなぁという印象で見るんですけどもね〜。

田中康夫 ん〜しかし、多くの既存の政党はですね、労働者の権利をとおっしゃっている多くの野党もですね、その18%の側に立脚をしている。あるいは、え〜政府与党と呼ばれるところもですね〜、逆に言えば、その16社の側に立脚をしている。こうした中において、手前味噌ではありますが、新党日本は4割を超えるですね、特定の支持政党が無いという方々、あるいは、その一票の格差もですね、3対1では一票の格差だと言われるのに、今や組合員、非組合員は4対1のですね〜、一票の格差を超える格差でございますから。え〜そしてまた、嫌な言葉ですが、その正規雇用・非正規雇用、逆に言えば派遣・請負という方とですね、その〜、社員と呼ばれる方の形もですね、1対2という割合になってますから、私達はですね、他の既存政党が建前上出来ない、あるいは本音上出来ない、こうした事をですね具体的に変えていく事で今年も一生懸命やりたいと思っております。是非新党日本のですね〜、緊急雇用応援プログラムこちらの方にもですね〜、志のある方々がご応募いただきですね、一緒におかしい事は変えていくこの新党日本の活動をですね、全国の皆様と一緒に展開したいと思ってます。と、いうことで

田中康夫有田芳生:チームニッポン!


ページトップへ


トップページに戻る


新党日本 
ヘッドオフィス 〒102-0093 東京都千代田区平河町1-7-11〜4F TEL:03-5213-0333 FAX:03-5213-0888